Pleasure poisoning(シム×モモ:閲覧注意) 157
どこかで、見ているかのように。
チャンミンさんから、着信。
思わず、ユノくんを見ると、何か察したらしく、そそくさと席を立つ。
「連絡、待ってますから」
頷くしかない状況でそう言われ、ユノくんが席を立った後に、電話に出る。
「もしもし?」
「・・・モモ? 今いい?」
「はい、少しだけ・・・なら」
「昼休み、もう終わり?」
「ええ、たった今ご飯が終わったところです」
「ちょっと早く終われそうだから、早く来てもらってもいい?」
「はい、じゃあ、9時くらいにつくように行きますね」
「うん、お願いね」
じゃあ、忙しいのにごめん。短い電話だったけど。
あまりのタイミングに驚く。チャンミンさんは、きっと。
どこかで見てる。見ていないとしても、誰かから話を聞いている。
それ以外考えられなかった。
何とも言えない気持ちで仕事を続けながら。
夕方6時、アルバイトの女の子と入れ替わりに仕事を上がる。
家に帰って支度して、出る間際に。
ジヘちゃんから電話が来た。
「もしもし?」
「あ、先生? 今日お兄ちゃんお店に行きました?」
ジヘちゃんまで、何か気にしているのかと、ちょっと驚く。
「ええ、いらしたわよ。・・・どうしたの?」
「今日の家のケーキが、先生のお店のケーキだったからびっくりしちゃって。いつの間に予約してたのかしら」
ああ、そのこと。それなら、当たり前ね。気にしすぎだわ。
「電話で予約してくれたみたいね」
「私が予約するって言ったら、いいって言ってたのに。へんなの」
「驚かせたかったのかもしれないわね」
「そうかなぁ? なんかおかしいんです、最近のお兄ちゃん」
「どうおかしいの?」
「いつも何か考え込んでるような表情してて・・・心配なんです」
もしかしたら、私のことかも、知れない。
でも、きっと自惚れだわ、それは。
「どうしたのかしらね、ユノくん」
先生、相談に乗ってあげてくれませんか?
恋の悩みかもしれないから。
ジヘちゃんの言葉が、呪文みたいに聞こえて。
出かける時間が少し、遅れた。
チャンミンさんから、着信。
思わず、ユノくんを見ると、何か察したらしく、そそくさと席を立つ。
「連絡、待ってますから」
頷くしかない状況でそう言われ、ユノくんが席を立った後に、電話に出る。
「もしもし?」
「・・・モモ? 今いい?」
「はい、少しだけ・・・なら」
「昼休み、もう終わり?」
「ええ、たった今ご飯が終わったところです」
「ちょっと早く終われそうだから、早く来てもらってもいい?」
「はい、じゃあ、9時くらいにつくように行きますね」
「うん、お願いね」
じゃあ、忙しいのにごめん。短い電話だったけど。
あまりのタイミングに驚く。チャンミンさんは、きっと。
どこかで見てる。見ていないとしても、誰かから話を聞いている。
それ以外考えられなかった。
何とも言えない気持ちで仕事を続けながら。
夕方6時、アルバイトの女の子と入れ替わりに仕事を上がる。
家に帰って支度して、出る間際に。
ジヘちゃんから電話が来た。
「もしもし?」
「あ、先生? 今日お兄ちゃんお店に行きました?」
ジヘちゃんまで、何か気にしているのかと、ちょっと驚く。
「ええ、いらしたわよ。・・・どうしたの?」
「今日の家のケーキが、先生のお店のケーキだったからびっくりしちゃって。いつの間に予約してたのかしら」
ああ、そのこと。それなら、当たり前ね。気にしすぎだわ。
「電話で予約してくれたみたいね」
「私が予約するって言ったら、いいって言ってたのに。へんなの」
「驚かせたかったのかもしれないわね」
「そうかなぁ? なんかおかしいんです、最近のお兄ちゃん」
「どうおかしいの?」
「いつも何か考え込んでるような表情してて・・・心配なんです」
もしかしたら、私のことかも、知れない。
でも、きっと自惚れだわ、それは。
「どうしたのかしらね、ユノくん」
先生、相談に乗ってあげてくれませんか?
恋の悩みかもしれないから。
ジヘちゃんの言葉が、呪文みたいに聞こえて。
出かける時間が少し、遅れた。
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