ひいなのまつり

んーーー、ばっ! ゆのたんがひなあられに手を突っ込んで。
んーーー、でちっちゃな手にいっぱいひなあられをつかんで腕を引く。
ばっ! で口を開け、ひなあられを食べる、というひとり遊びを。
さっきからずっとしていて。

僕はその様子を気にしながらちらし寿司を作ってる。
ユノはゆのたんを膝の上に、テレビをぼーっと見ている。

ひな祭りは女の子のお祝いだけど。
ゆのたんが近所の女の子、正確には女の子のお母さんからひなあられをもらってきて。

「あらーゆのちゃんいつもかわいいわねー」
「ゆのたんー!」
「そうそうゆのたんね、ゆのたん、ひなあられ食べる?」
「食べましゅー!」
「あ、すみません、ゆのたんそれはひなこちゃんの」
「えー! ひなちゃんのー?」
「そうですよ、ひなこちゃんのだから、すみませんお気遣いなく」
「いいんですよチャンミンさん、ひなこの分はありますから」
「茶様ぁ、ゆのたんもひなあられ食べたいでしゅ!」
「そうよねえ、男の子だってひなあられ食べたいわよねえ、どうぞゆのたん」
「わあーい!」
「すみません本当に、ありがとうございます」
そんなやりとりのあとユノがさらっとやってきて。
「お! ゆのたん、そのひなあられどうした?」
「あらーユンホさんおひさしぶりー」
「あ、こんにちは」
「おっきいゆのたんなのー!」
「そうねそうね、まあーホントお久しぶりねえ・・・相変わらず素敵!」
「ひなこちゃんのママもお綺麗ですよ」
「んまあーユンホさんったら」
なんてやりとりが延々続きそうだったんでなんとか切り上げさせて家に連れて帰る。
ちっちゃいゆのたんと、おっきいゆのたん。どっちも僕のだから。

たまにはちらし寿司が食べたいなーってユノが言うから。
お寿司ならお吸い物だな、ってことになって気づけばひな祭り仕様。
おまけにひなあられをいただくなんて想定外。でもまあ、ゆのたんが喜んでるなら、いいか。
そのうちゆのたんはユノの口に、ばっ! をやりだして。
ユノは笑いながらひなあられを食べている。
いっといで。ユノの一言で、ゆのたんが僕の足元にきた。

「茶様ぁ、ひなあられ、食べましょ?」
「ありがとうございます。じゃあ、ばっ、してください」
ゆのたんの目の前にしゃがみこむと。
ゆのたんは残り少ないひなあられの袋に手を突っ込んで、んーーー、をやりだした。
僕の口の上で、その小さな手を広げて。
ばっ! 僕の口の中に、たくさんの甘い味が溶けて広がる。

おいしいね、ゆのたん。はいっ! 茶様。
ゆのたんの元気なお返事に、ふわりと癒される。
ゆのたんをいいこいいこしたら、茶様、いいこ、いいこ! って、頭を撫でてくれた。
ユノはソファに座ったままそんな僕たちを見ながら微笑んでる。
僕は、今すぐ。
あなたの隣に座って、あなたを抱きしめたい。
ゆのたんはあなたの膝の上に、座るんだろう。

*****

少し、うとうとしてた。
目が覚めると、桃の花。きれいだ、と。
何気なくこぼれる笑みに、あなたを思い出す。

元気で、いますか。
僕は元気です。

愛して、いますか。今も変わらず、僕を。

あなたを、愛しています。


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ジャンル : アイドル・芸能

会いに来て。

時計を触る。会いたくて。・・・会えなくて。
夢の中でもいい、会いに来て。

あなたと離れても、僕はそれなりに楽しくやっていて。
それはあなたも同じ。お互い複雑な心境かもしれないね。
僕にはシウォニヒョンがいて、ドンへヒョンもいる。
だから、ここでの生活も悪くない。・・・だけどね。
一日の勤務を終えて眠りに就く前に神様に祈りを捧げていたあなたのことを思い出すんだ。

幸せでも不幸でもなく、自由でも不自由でもない。
当たり前の生活を当たり前に暮らしている。
でもいつも思い出すのはあなたのことばかり。
元気でやっていますか。聞かなくても、知ってる。
だけど、元気でいますか。僕の知ってるあなたは、元気でいますか。

一人寝にも慣れた。なのに、ベッドに。
もそもそと動く影がある。・・・ああ。
白くてぽわぽわした生き物。僕の大好きな。
会いに来てくれたんだね、ゆのたん。

横を向く僕の体に沿うように、小さな体をくっつけて。
目を閉じたその顔がとてもいとおしい。
髪を撫でる。サラサラ、ふわふわの髪の感触は。
いろんなことを制限されている今の僕には、これ以上ない癒し。

むにゃむにゃしながら、目をうっすら開けて。
ん~~~、ぱっ! 言いながら、目と口を一度に開ける。
そのかわいらしさに思わず笑みがこぼれる。夢と現実が混ざって。
あまり声を立てないように、ゆのたんに「しーっ」てすると。

しーっ! ねっ。茶様。いつものおっきな声で言う。
ああ、そっか、これは夢だから。僕はそんなゆのたんにうなずく。
あのねえ茶様、おっきいゆのたんね、がんばってるんだって。
茶様も、いっぱいがんばってるんだって、言ってたよ。

ユノが言ったの? 聞けばゆのたんは僕の隣にちょこんと正座して。
はい! 茶様。元気なお返事。
おっきいゆのたん、さみしいんだって。楽しいけど、がんばってるけど、さみしいんだって。

ちょっとだけ泣きそうな顔で言うから。
おいで。両手を広げて、抱きしめる。一緒に、ころん、して。
お布団の中で、ぎゅって、した。僕もゆのたんに抱きしめてもらった。

こうしてね、ぎゅー、するとね、しあわせなんだって。・・・しあわせ? うん。
いつもいっぱいぎゅーしてくれてありがとう。僕の言葉に。
だってね、茶様がいっぱいしてくれたからだよ! ゆのたんが言う。
そうかな? ぎゅーしながら、笑いかけたら。
そうです! ゆのたんもにっこり笑う。

おっきいゆのたんがね、まほうをかけたの。
茶様がとけいをぎゅってしたらね、おっきいゆのたんの「だいじょうぶ」って声がきこえるよ。
いつもいっしょだよ。
さみしかったりー、たいへんだったりー、声がきこえないときはね。
ゆのたーんって、よんでください。茶様に会いに来ます。

あなたが時計をくれたあの日から。
僕はずっと、時計を持っている。
仕事の時はいつでも。身につけられない時もそばに置いて。
あなたの愛を、感じ取るんだ。

ありがとう、ゆのたん。かわいいほっぺに、ちゅーすると。
うふふ。ゆのたんが笑う。幸せな、その笑顔は。
ユノ、あなたによく似ている。当たり前だけど。
だからいつまでも抱きしめていたい。




*****

目が覚める。もちろん、わかってる。ゆのたんに会えた瞬間から、夢だと。
わかっていても、落胆より清々しい寂しさだ。
会いたい。会えない。そう思えばこそ、あなたのことを考える。

今日も腕時計を身に着けて。
あなたのことを考える。お誕生日、おめでとうと。
直接伝えられない寂しさを、時計をぎゅっとして、少しだけ。

癒される。「大丈夫だよ」。
あどけない笑顔と、あなたの笑顔が、浮かんだ。









----------------

ユノ、お誕生日おめでとう!!!
ユノ誕せっつきSP第一弾。
うさぎさま、ままLinさま、コメントありがとうございます。

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涙をふいて

泣かないで。ゆのたんがずっとそばに、います。
泣かないで、茶様。にこにこ、してください。

家族水入らずの時間を、邪魔したくはなかったけど。
やっぱり会いたくて、でも、そばにはいられなくて。
夢の中でゆのたんは僕を抱きしめて、ずっとよしよし、してくれて。
しっかり、しなくちゃ。そう思った。

目が覚めるともちろん僕はひとりで。
仕事帰りの車内。マネージャーの運転。
せめて声だけでも。思って、電話を手に取る。
・・・ダメだ。思いとどまって、家に向かう。

・・・はずだった、のに。

お前も家族だろ? そう、言われて。
家に行く。

みんなに歓迎されて、最後は二人きりになって。
ユノの部屋。・・・ずっと前に来たっきり。
朝までいたら迷惑だから、すぐに帰る。
それまで、話そうか。

出会いからあの時、復活から、今日まで。
ずーっと、一緒にいたね。いっしょにいてくれたね。ありがとう。
少しのあいだ離れ離れになるけど、ずっとそばにいるから。
お互い、信じた道をまっすぐに進んでいこう。

見つめあって、握手して。
肩をぶつけて、抱き合って、それから。
体を離して、もう一度見つめあって。

行ってらっしゃい、気を付けて。・・・お前もな、チャンミン。気を付けて行って来いよ。
必ずあの場所で、またふたりで。
再び神として歩き出そう。

どちらからともなく、触れるだけの口づけ。
涙がこぼれる前に、席を立つ。
待っていてくれたマネージャーの車で、また。
離れ離れ。ちゃんと笑えてたかな。ちゃんと笑ってたかな。

明日はひっそりと、あなたを思って過ごそう。
静かに、あなたを見送ろう。
おやすみ。スマホにたくさんのセルカ。ぼやけるのは、きっと。
眠いからで涙なんかじゃない。

*****

泣かないで、茶様。ゆのたんがずっとそばにいましゅ。
ゆのたんのそばにも、茶様がいますよ。
茶様がさみしいときは、ゆのたーん、って呼んでください。
ゆのたん、いつでも、いいこいいこしてあげましゅ。

ありがとう。ゆのたんを抱きしめて。
ありがとう。大好きだよ。

*****

目が覚める。その時が来た。
ねえ、ゆのたん。

さみしくないよ。いつでも、ここにいてくれるよね。
胸に手を当てる。いつも、見てたから。
十字を切る。ユノ、あなたの行く先にたくさんの幸せがあるように。

・・・いいこ、いいこ!
ゆのたんの声が、聞こえる。

そうだよ、ゆのたん、茶様は、いいこです。
ずっと、あなたの帰りを待っています。・・・ユノ。

愛してる。気を付けて、行ってらっしゃい。


















-------------------------

気を付けて行ってらっしゃい、という言葉。
やはり言霊があるのでしょう。
幼いころから母もいつも言ってた気がします。
私も自然とそう言っていました。

数年前、この言葉がいいと聞きまして、やはりそうかと思い
それからはなお一層心を込めて家族を送り出す言葉にしています。

ユノ、いってらっしゃい、気を付けて。
たくさんのプレゼントありがとう。


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風がまいおりる

ざーーーー、なのっ! がーーーー、なのっ!

半袖半ズボン、虫よけの薬を塗って、麦わら帽子をかぶって。
緑の長靴。僕の小さな天使。
ゆのたんが僕を手招きして言う、その言葉の意味が分からない。
友達の家。畑の野菜をくれるというので、いただきに来た。
街ではまだ少ししか聞かない蝉の声が、滝のように流れてくる。

ゆのたんは友達のお手伝いをよくして、一緒にトマトやナスを摘んでいる。
きゅーり! ハサミでぱっちんとつるを切ったのがよほど楽しかったのか、何度も繰り返す。
高々ときゅうりを持ち上げて自慢げなその顔は、僕を。

少しだけ切なく、させる。

仕事で忙しいのはわかってる。
僕だって自分の用事を優先させてばかりだ。・・・だけど。
待ったところであなたが会えないなら仕方ない。
だから、会えない理由を勝手に作るんだ。振られる前に振る、みたいなもんかな。

「茶様、みてくだしゃい! おっきいのとれたよー!」
見事に実ったナスを、僕に差し出して。
瞬間、セミの鳴き声が少しだけ小さくなる。
「あ」
ゆのたんが空を指さす。口を大きく開けたまま。

今ねえ、天使さんがきたんだよ。
だからね、セミさんがしーってしたの。

それは一瞬のことで、すぐにさっきより大きな声でセミが鳴く。

「茶様、セミさんが、がーーーーって鳴いてる!」
「ミーンミーン、じゃないの?」
「みんなで一緒に歌うとね、がーーーーになるの」

風の音かな、思ったけど。
風の音とは違う、ものすごいセミの鳴き声。
そうだね、がーーーー、だね。ゆのたんに向き直ると。
ゆのたんは風に飛ばされそうになった麦わら帽子を、必死で押さえてる。

すごい風だね。頭に手を置くと、ゆのたんは安心したように僕を見上げて。
茶様がいるから、だいじょぶ。ニコニコ笑う。
しゃがみこんで、ゆのたんを見つめると。
茶様も、暑いでしゅね。自分の麦わら帽子を外して、僕の頭に乗せてくれた。

抱きしめる。だって泣きそうだったから。
あ。帽子が飛んでいく。それでも離したくなかった。
茶様、ゆのたんがいつもそばにいるよ。いつも茶様をぎゅー、してあげる。

*****

泣いて、目が覚める。暗闇。僕、ひとり。
あなたのいない部屋。

あなたのいない夜。

ユノ、ゆのたん。本当にいつも、僕のそばにいてくれる?
心の中で問いかけると。

一瞬、ふっと風がおきた気がした。
ああ、いるんだ。あなたが、そばに。

抱きしめて欲しくて。

あなたの匂いのシャツを、抱きしめた。




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Baby photographer

この間、三人で夜景を見に行ったとき、僕があちこちで写真を撮ったからか。
「じゃーん! しゅごい?」
ゆのたんは自信満々でポラロイドカメラを僕に見せてくれた。
「それ、どうしたの?」
「あのね、おっきいゆのたんがね、これあげるっていったの!」
「そっか、よかったな」
確か小さいデジカメは韓国に置いてきたままだ。今はスマホがあるから、わざわざデジカメを必要としない。
ポラロイドはユノがおもちゃとして買ったもの。普段はいつもスマホで撮るから使わない。
ユノは少し調子が悪くて眠っている。その間にふたりでお買い物がてら、冬を撮りにいく。

お出かけ前の冬支度。今日は雪が降っているから、ダウンにブーツに毛糸の帽子、手袋、マフラー。
そのどれもが子供らしく愛らしい。

外に出ると、ふわっと雪が降ってきて。
ゆのたんの帽子にもたくさん雪がつく。
ゆのたんは僕の帽子に雪がついたのを見て「お写真とるー!」と張り切って。
「茶様ぁ、にこにこしてくださーい!」
「はい」
ゆのたんに写真を撮ってもらう。ポラだからその場で出てしまうけど。
雪で濡れてしまわないように、早速持ってきたケースに入れてみた。
「いつ写真ができますかぁ?」
「もうちょっと待ってね」
ぼわーっとした写真が、だんだんとくっきり色が浮かんできて。
ゆのたんは僕が思うよりもっと素敵なフォトグラファーだった。
「ゆのたん、じょおず?」
「はい、上手ですよ」
「いっぱいとる!」
「そうですね。お買い物にも行きましょうね」
「はぁい!」

雪はすぐ止んで、少しだけ歩きやすくなった。数日前にちょっとだけ気温が上がったときに咲いた梅が。
この寒い中、頑張って花開いてる。
「お・は・な!」
「梅の花ですね」
「とる!」
「はい。肩車しましょうね」
「ありがとうございましゅ」

ユノが元気になるように、アイスやおかゆの具材を買って。
帰り道、小さな雪だるまを見つけたゆのたんが写真を撮った。
「ゆのたん、雪だるまさんと一緒に撮りましょう」
「わあ!」
にっこり笑ったゆのたんと、雪だるまを作った可愛い女の子と一緒に。
写真を撮る。

「ただいまぁ」
「おかえり、ゆのたん」
よく眠れたようで、ユノは顔色がよくなってた。帰りにまた降りだした雪のかけらがゆのたんの帽子についていて。
ユノはそれを手で払ってやる。
「あのね、ゆのたんにおみやげがあるよ」
「なにかなあ?」
ユノはゆのたんを抱っこしてほっぺをくっつける。冷たいね、と驚くユノを見ていると。
少し、寂しくなる。本当はあなたも一緒に出かけられたはずなのに。
無理をしないでといっても、それこそ無理だよね。だから温かく、抱きしめてあげる。
僕たちの心で。

暖かい部屋で、温かいスープを作って。
三人でそれを飲みながら、ゆのたんが撮った写真を見る。
かわいいね、上手だね。ユノとゆのたんの会話は。

雪がね、ひらひら降ってたよ。
お花がね、ふわーって咲いてたの。
雪はふわふわだね、ゆのたんのほっぺみたいだね。
お花はかわいいね。ゆのたんのにこにこみたい。
そんな感じ。あとはふたりでずっと笑ってる。そんなふたりを見る僕も、笑ってる。

そばにいてもいなくても、あったかい気持ちを三人で分け合えれば、それでいいんだね。
一緒にいられないことを寂しがることよりも。
ユノのために冬を持って帰ってきたゆのたんの心で、あったまろう。

三人で川の字になってお昼寝。ゆのたんは雪だるまと一緒に撮った写真がお気に入り。
あのあとゆのたんと僕とで撮ってもらった。その写真を見ながらゆのたんが言う。
「今度はおっきいゆのたんも一緒にね」
「ああ、絶対だ」
「今撮ろう」
僕のスマホで、三人で寝転がったまま、帽子かぶってマフラー巻いて。
はい、チーズ。

*****

目が覚める。あなたが隣にいる。
ベッドの脇。僕のストールが落ちてる。

きれいなあなたの背中に抱きついて。
口付ける。目を覚ます、あなたは。

雪のように白い体に、雪ウサギの目のようなキスマーク。
昨夜のセルカ。

真ん中に、小さなテディベアが座ってた。







-----------------

ゆのたんリクエスト、おふたりにいただきました。

私? と思った読者様、そうですおふたりです。

リクもいいけどゆのたんもおおお・・・!

というわけで、たまにはゆのたん。

銭の戦争見てて遅くなっちゃってすみません。



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いちごほっぺ。

いつも頑張っているユノに、なんとなくプレゼントをあげたくて。
ゆのたんとふたり、お買い物。
プレゼントを買って、おうちに向かってる途中。
「んあ!」
おなかがすいたのか、指を咥えて歩いていたゆのたんが、ケーキ屋を指差して足を止める。
「行きますか?」
「いきましゅ!」
にっこにこの笑顔。走り出してくゆのたんの背中を見て。
なんだかとても、心があったかくなる。

お店の中は、クリスマスムード一色。緑と赤、金と銀、キラキラの世界が広がっていて。
「わあー!」
あちこち見回して喜んでいるゆのたんを見て。
お店の人も、お客さんも微笑んでくれる。
大人が見ても幸せな気分になるくらいキレイだから、ゆのたんならなおさらだろう。
ゆのたんは、ホールケーキの前に立ち尽くす。この時期のケーキはモンブランなんかもあるけど。
大好きないちごが飾られたケーキやタルトをずっと見ている。
本当にいちごが好きなんだな。ユノは本能的に赤という色が好きなのかもしれない。
レッドオーシャンの赤、血の赤、情熱の赤。そしていちごの赤。
「いちご! いちごいっぱい!」
「食べる?」
「たべゆー!」
ショーケースにぴったりくっつきそうになるゆのたんを制して。
ゆのたんが目をキラキラさせて指差す、いちごたっぷりのタルトを買う。
「ここでも食べられますよ。食べますか?」
下唇を前歯で噛んで、むーん・・・と考え込むような顔を見せてから。
「おうちで食べましゅ!」
「我慢できますか?」
「おっきいゆのたんと、茶様と、ゆのたんの三人で食べたら、もっとおいしいもん!」

「おかえり」
ユノは予定より早く帰ってた。
「あ! ゆのたん!」
言って、ゆのたんがユノに飛びつく。
「おかえり、ゆのたん。ほっぺが冷たいね」
ユノがゆのたんを抱っこして、ほっぺをくっつけ合ってる。そのまま僕を見て。
「おかえり、チャンミン」
「おかえりなさい、ユノ」
「ただいまでしょー! 茶様はぁ」
言いながらも、ユノとほっぺをくっつけて楽しそうなゆのたん。
「ゆのたんのほっぺ、いちごみたいだね」
食べちゃおっかなー。ユノは、ゆのたんのほっぺをはむはむ、する。
キャッキャッとうれしそうに声を上げて。
「いちごぉー、あるよー!」
「ホント?」
「はい、いちごのタルトを買ってきました。みんなで食べましょう」
たべゆー! ゆのたんはまっさきに手を洗いに行く。
ただいま。ユノが僕に言う。
おかえり。軽くハグして、口付けて。
微笑みあう。僕のほっぺにも、キスしてくれたんだけど。
ゆのたんに見られて。
「ああー! ちゅうしてるー!」
「チャンミンのほっぺもいちごだったから、ぱくってしたんだよ」
ユノが笑う。ゆのたんは僕の足に抱きついて。
「茶様、いちご! ゆのたんも!」
僕を見上げるから、ゆのたんを抱っこして。
ふたりでゆのたんを挟む。ゆのたんは、僕とユノのほっぺに、交互にちゅって、して。
「どっちもおいしい、いちご!」
満足そうに笑ってる。本当に、こんな風に穏やかに毎日が過ごせたらいい。
ユノと、ゆのたんと三人で、ただ笑って暮らせたら。

ユノとゆのたん、ふたりとも全く同じ反応しながら、いちごを「おいしい、おいしい」って食べて。
一口食べるたび、目を真ん丸くしてニコニコしながら、時々こぼして、口の周りにナパージュをくっつけてる。
ふたりの幸せそうな顔を見ていると、本当に買ってよかったなあと思う。
いちごは体にもいいしね。

ゆのたんを真ん中に寝かしつけてから。
「あ、そうだ」
これ。ユノに小さい箱を差し出す。
「なに?」
「タックピン。かわいすぎるかなと思ったけど、これくらいなら、いいかなって」



「かわいいね、これ」
「赤はユノの色ですから。月は僕かな。ウサギは、ウサギもユノですね」
さすがにイチゴモチーフはなかったけど、これならちょうどいいかなと思って。
さくらんぼもありましたけどね、こっちのほうがデザインがかわいかったんです。

言えばユノは、さくらんぼはもういいから、と笑う。
どう見てもさくらんぼじゃない、音符のようなさくらんぼはきっと、みんなの印象に強く残っているだろう。
僕もみんなも、いつもそばにいますからね。ユノは笑顔で頷く。

ブレスレットも指環も、おそろいがいっぱいあるから、たまには違うものを。
ゆのたんもうさちゃんがいいって言ってたしね。

見つめ合ってから、真ん中で眠るかわいいゆのたんを見つめる。
なんだか泣きそうになって。
ユノの腕が、僕とゆのたんを包む。

*****

目が、覚めて、微笑んでいるように見える、ユノ。
もちろん、僕たちの間には、かわいらしい空間は、なく。
いつもどおり、寄り添っている。

夢で見た同じタックピンを探しに行こう。いちごタルトも買ってあげよう。
あなたが喜ぶ顔を見るのが、僕の喜び。僕の幸せ。

起きなきゃいけない時間だけど、まだあなたを見つめていたくて。
鼻先で、鼻先に触れる。二度、三度と鼻を擦り合わせて。
大好きだよ。

ずっと一緒にいようね。







------------

ケーキ屋にいったんでつい。
こんなかわいい子はいませんでした・・・。

血赤珊瑚が好きです。高くて買えないけど、憧れです。
3月の誕生石だし。
珊瑚密猟とかけしからんですよね。ああ尊い日本の財産が・・・。

とりあえずかわいい画像がなくて使用。
人様の画像持ってきたらまずいけど、
アフィリエイトとしての画像なら使えますから、そういう点では便利ですよね、こういうの。

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クマたん。

クマたん、こんにちは。

クマたん、あのね、ゆのたんはイチゴとチョコが好きなんだよ。
クマたんはなにが好きなの?



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テーマ : 東方神起
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きらきらと、きらきら。

「そのきらきら、くださいな」

胸の前に両手を「ちょうだい」の形に広げて言う君の目は、とてもキラキラしていて。
僕は思わず返答に詰まる。しゃがみこんで、頭を撫でて。
「キラキラって、なんですか?」
「きらきらでしゅ! 茶様の、きらきら!」
「僕の?」
「はい! きらきらの、お目目!」

あどけない口ぶりに微笑むと、ゆのたんは「ありがとうございましゅ!」と頭を下げる。
しっかりと、90度。正しい礼だ。
「きらきら、いただきました!」
「そう? 僕は何もしていませんよ」
「お目目が細くなりました。茶様のにこにこが、きらきらでしゅ」
僕のにこにこが、きらきら。本当にいとおしい存在。

抱き上げると、赤ちゃんの匂いが、する。
そうだ、ユノは今も赤ちゃんみたいな匂いが、大好きだ。
むせ返るほど色っぽい男なのに。
どこか幼い、女性的なかわいらしさのある、ひと。

ねえ、ゆのたん。なんですか、茶様。
僕から見たら、ゆのたんのほうが、きらきらですよ。ほっぺに、ちゅっとする。
きゃっきゃっと喜ぶゆのたんを、いとおしく眺めながら。
この手の中に納まる、かけがえのない幸せをずっと離したくないと、願う。

ゆのたんも、きらきら? そうです、ゆのたんもきらきらです。
きらきらー! んふ。何気ない、会話だけれど。
僕にとっては最高の癒しだよ。笑顔だけで、ありがとうって、言ってもらえるなんて。
大切な君。ずっと、そばにいてほしい。
僕のそばに。

*****

目が覚めて。
すやすや眠るあなたが、いる。
・・・おはよう。僕を見て。

あなたは、きらきらをくれる。





---------------

書き出し.me 掲載作品です。

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さらさら。

今日はたなばたです。
茶様はお寿司を作っています。ちらし寿司。

ゆのたんもお手伝いしましゅ! って言ったら、たまごをちらちらしましょ。って。
茶様が言いました。

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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

ぼくがいるから。

ほっぺたを、つんつんされて。
目が覚める。ユノ? その指を、握り締めたら。

とても、小さい。・・・あ。
「茶様、おきてくだしゃい!」

まだ眠そうに目を擦りながら。
にっこり笑う。・・・ゆのたん、だ。

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所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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