愛されて、ゴロゴロ。

抱いて。あなたに、くっついて。
他に何もいらないから、このままここにいて。

あなたに抱きしめられて、僕は幸せになるんだ。
こんなふうに変身した体。
あなたは僕を貪るように抱く。いつもの体じゃもう、物足りなくなった?
あっちのほうが、深いんだぜ。快感も、その奥も。

僕だって嫌いじゃない、この体。
慣れたらそれなりに複雑な感情で、でも、普通の体より、繊細で。
触れられたら敏感に反応する、揺れる、濡れる体を。
味わい尽くすあなたの、幸せそうなこと。

あなたが仕込んだお酒。
そこで寝転がってる黒猫に飲ませたら、僕の体は戻っちゃうけど。
女の体のまま飲ませられたら、猫だし、女だし、乱れちゃう。

ねえ、ヒョン。僕を抱きながら。
何を考えているの? こんなふうに。
あなたにしなだれかかる女がもしたくさんいたとしたら。
片っ端から抱いてしまうんじゃない?

猫のはね、ほんとはね、すっごく痛いらしくて。
夜な夜な聞こえる発情期のあの声は。
快感の叫びじゃないらしいよ。
だけど、僕は、この体になってから。
女の快感の深みみたいなものも、だんだん分かってきたんだ。
そしてそれは、いつか体にあなたを宿すための、その苦しさのための、ご褒美なんだって。
思ったり、するんだよ。

ああ、でもさ。男のほうがいいや。
そういうしがらみ関係なしに、あなたに愛されるでしょう?
いつか、本当に。
ふたりの遺伝子が遺せたらいいのに。思っても。
お互いの体には遺せない。だから。

せめて、夢の中でだけ。幻想の中でだけ、僕はあなたに。
この体でいっぱい抱かれて体の中にあなたを、受け止めて。
もし、そうなったら。
どこへ行くんだろう? その、魂は。
きっと、その夢の中で、育まれて、生まれるんだね。

そう、ユートピア。
そんな日が来ると、いい。

・・・わかってる。わかってるさ。

甘い声で、啼いて。
しなやかな体を、伸ばして。
この体に、黒い耳と尻尾。あなたに愛されるための、体。

何も、言わないで。
いつかは、消えるものだって。
信じてさえいれば、そこは存在するのだから。

手の届かない夢の中の、ふたりだけの世界。
抱きしめて。
愛されるために、生まれる。
・・・大好き。


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お題:猫のユートピア

この前サラリーマンだったんだよね・・・
同じ題かと思ってびびったし・・・w

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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

あわいさくらと、ふかいあい。

手をつなぐ。この、小さな手を。
僕はいつまで、つないでいられるだろう。
僕を「茶様」と呼ぶ、その小さくて大きい、僕の味方は。
僕が目線を下ろすとすぐ、僕の目を捉えて、微笑んでくれる。

そろそろ、春だね。足元の草を、踏みしめて。
うん! さくら、もう咲いてるかなぁ。いたいけな瞳。
この先の川沿いに咲いているよ。
去年、おっきいゆのたんと、行ったんだ。・・・そ~ぉ?

行く! 行く! 僕の手を離して、ぴょんぴょんと。
駆け回る、その無邪気な姿に。
なんだか、ホッとする。君は、僕の知らないところで。
僕の心の大きな部分を、独占してる。

いつも、僕が何気なく寂しいときに、君はやってきて。
お布団の中から、ばぁっ! て、顔を出す。
僕の大好きな、いつも隣に眠る人によく似た。
・・・ううん、そうじゃ、ないね。
隣に眠る人、そのものが。

茶様ぁ! はい、なんですか。
咲いてるよぉ、さくらー! ホントですか。
うん! まだねえ、ちょっとだけだけどー。
早く、きてきて! うれしそうに手招きするのを見て。
ちょっとだけ、走ってみる。
生ぬるい風が、頬に心地いい。ゆのたんは、僕を見て。
茶様・・・かっこいい! って、満面の笑み。
そのまま、僕の足に抱きついて。

かっこよかった、ですか? うん!
王子様みたーい! マントがひらひらしたよー!
丈が長めのスプリングコートだったから、そんなふうに見えたのかな。

いいなぁ、かっこいいなぁ、ゆのたんもそういうの、着たーい!
じゃあ、買いに行こうか。ホントぉ?
うん。バスに乗って、行ってみよう。バスー? 乗りたい乗りたい!
何を言っても、ゆのたんはうれしそうで。

ちょっと、お花見してからね。五分咲きの、桜。
あなたと。
去年も、お花見をしたね。ふたりきりで。

あの時はさ、もっと山奥の、大きな桜をふたりで、見て。
その前で、抱き合った。
今年もまたあんなふうに、あなたと一緒に。
この桜を、見られたらいい。

強い風に煽られて、せっかくの桜が
花ごと、落ちてくる。

あー。ゆのたんが、その一輪を拾って。
じっと見つめる。
茶様、ちゃんこ! ちゃんこ? ・・・鍋? 思わずぼけながらも。
言われるままに、ゆのたんの目線にあわせてしゃがむ。
お花。ゆのたんはその桜を、僕の髪に飾って。

茶様ぁ、かわいー。言って、僕の頭をいいこいいこ、する。
かわいい、ですか? うん!
さっきは、かっこよかったのに? うん!
だってね、茶様かわいいんだもん!
茶様はね、かっこいいけど、かわいいの。

そうですか? 言いながら、ゆのたんを抱き上げる。
わあ! 花のついた枝に、ゆのたんを軽く埋もれさせて。

きれーい。静かにそういう、ゆのたんを見つめて。
かわいいですか、僕。また、聞いてみる。

かっこいい。ゆのたんが、笑う。
茶様、かっこいい。僕のほっぺに、ちゅーしてくれる。

ゆのたんがぁ、おっきくなったらぁ、今度は茶様を抱っこしてあげるからね!

本当に? うん! 絶対だよ? ぜったい!
僕がもし、ぶっくぶくに太っちゃっても、抱っこできる? 茶化してみると。

だいじょぶ。ゆのたん、モリモリになるから!
モリモリ? うん! モリモリになって、抱っこしてあげる!

笑うゆのたんに、つられて。
僕も笑顔になる。
ゆのたん、君は、僕を喜ばせることにかけては、本当に、天才だね。

茶様、だーいしゅき! んふ。

どんな言葉も、信じられるよ。
どんな言葉も、信じあえる。愛し合える。

桜の香り。胸いっぱいに吸い込んで。
目を閉じる。あたたかな、夢。

*****

「よかったな」
「・・・なにが、ですか」
目を開けると、あの頃と変わらない。
だけど僕を愛している気持ちだけはさらに、深くなっている、ゆのたんが。
目の前にいる。

「幸せそうな顔、してた」
「そう、ですか?」
「うん。どんな夢、見てたの?」
抱きしめられて。

「・・・教えない」

いじわるだなぁ。言うけど。
思い出して。知ってるよね?

あなたは今、あの時、言ったように。
その太い二の腕で、僕を抱きしめてる。

そうだよ、ゆのたん。
ゆのたんは、いつも僕をこうして、抱いてくれてる。

その、モリモリの腕と。
いつも、だいじょぶで、だいしゅきな、その深い、愛で。


----------

即興小説お題:ありきたりな天才

ホント、同じような題ばかりだな・・・うーむ・・・。

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

Quota of love (CAT WALK 番外編)

俺の仕事。
不幸そーな。ちょっとだけ幸せが足りないヤツに、幸せを運んでやること。

で、あれだ。あいつに出会ったのは。
なんか、寂しそうな顔してたから。

一緒にいる男は、なんかこう、しゅっとした感じで。
そいつは、どうもその男にほれ込んでるみたいだった。
男、なのに。
まあ、動物の世界じゃ、同性とかいうのは・・・なくも、ない。
ただ、そんなんばっかりじゃ、その先がなくなるから。

俺はこんなガキに見えても、それは、相手を警戒させないための仮の姿。
これでも一応、天使属性? な、ワケだ。
俺、と言うか、俺たちが救えるのはあくまでも「不幸」な人間じゃなくて。
心持ひとつで幸せになれる、そういう寂しさを持った魂を癒す、こと。

このところ地球上でこの小さな幸せが激減してて。
神様が仕事して来いっていうから、俺は。
こいつの足元に、降りてやった。
にゃ~ん。かわいい子猫の振りで。

抱き上げられて、そのまま連れて行くかと思えば、下ろされて。
おいおい。お前のために来てやったんだよ。子猫の無邪気さで車に乗り込む。
で、だ。ちゃんと体洗ってもらったら可愛くなったって。
俺はもともと可愛いんだよ!

いきなり頭の中に話しかけた。
寂しがりなこいつは、すぐに俺の声に耳を傾けて。
まあどうせあれだ、愛されたいとかなんとかそういうやつだから。
たまには刺激をくれてやろう。男同士も悪くないけど。
相手の男は、どうやら、浮気もしてたみたいだし。
きっと女の体だって抱きたがってる。だから。

欲情したら、女の体になるように。
魔法を、かけてやった。
でもやっぱり猫の魔法だから、猫耳と尻尾が漏れなくついてくる。

これがまた、あの男にしてみたら、コスプレみたいでたまらんらしい。
ド変態。さっすが。
俺の見込んだかわいい、ちょっとだけ不幸な寂しがり屋は。
いつも以上にたっぷり、女の体で愛されて、よく啼いて。

あーあー。あんまりやりすぎんなよ。
いくら元に戻るとはいえ、はまりすぎ。思うけど。
こいつはちゃっかり、自分の体でも愛されたいせいか。
俺にマタタビを盛ってまで、男の体でも愛し合いやがった。

まったく、どんだけだよ。どんだけこの男とやりたいんだ。
そんなにいいかな、この男。
俺が見る分には、お前だって十分、男だし、魅力的だ。
でも、結局。

人間って難儀なもんだぜ。
こんなことしなくちゃ、お互いの愛を感じられないなんて。
言葉だってなんだってあるくせに。
結局原始的な行為こそが一番、愛情を伝える行為だなんて。

・・・おもしれえ。

いつまでこの家にいるか、もう十分潤ったみたいで。
毎晩毎晩愛されてつやっつやしてるお前を、見ると。
俺もこれでノルマ達成かなって、思うけど。

なんだか。
あっちこっち出かけてはいちゃいちゃしてるこのふたりを、見るの。
なかなか楽しくて。
俺を邪険にしないのも、いい心がけ。だから。

もうちょっと、そばにいてやるよ。
その腕に抱かれて、眠る。
時々その、お前の大好きな男が、俺を見て。
かーわいいなあー、ダルー! って、言うのが。

照れ、くさいのは。
・・・そうだな。なんだな・・・あれだ。きっと俺は、お前に。
毒されて。

俺までこいつのそばにいたくなってるのかも、しれない。
この、綺麗な指で。
体を撫でられると、つい、うとうと。

・・・ああ。なんてこった。
俺まで、惚れたか? ・・・男に。

もう、しばらく。
お前たちの天使で、いてやるよ。


------

即興小説お題:猫のサラリーマン

毎度どんなお題になるかひやひやしてますが
そのわりにけっこう書けているという・・・!

今回、ダルちゃんの独り言です。


前回はまた団地妻ユノシリーズ書きました。
団地妻になる前のユノですが。



テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

bright

抱き合うと、すべてを忘れられる。つかの間でも、ぬくもりを感じられる。
その体の隅々まで俺が愛してやるんだと、思う。
たとえ心がここになくても、その体だけを支配しているのでも。

当たり前に抱き合って眠るようになってから、いつかこのぬくもりを手放すのだということを、分かっていながら目を背けてきた。わかっていたからこそ、目を背けてきた。
硬い胸板。その平たい胸の上にある突起で、お互いの体を刺激しあいながら。
まだ抱くことさえ考えられなかった頃を思い返す。あの頃のお前の幼さを。
俺の、幼さを。

好きだ。愛したい。愛し合いたい。時間さえ飛び越えて。
出会った頃からすべてを、お前のすべてを愛せたら。

少しずつ変わっていく季節。何気なく歩いた街角の、春の、花。
その純白ではない白の、どこか裏切りを感じさせる甘さ。
沈丁花、白木蓮。そんなような花を、愛でてさえ。
その先に見える空の青にお前の遠さを、感じるよ。
闇の中、いつも抱き合うたびに。
光の中にいて、強く感じる孤独が、俺を蝕んでく。

*****

最初からあなたは僕に高圧的で。
どうしてそこまで上からなんだと呆れながら、でもそれ以上の努力とカリスマ性と、何より天性の美しさで僕を、魅了した。
気づけば目の端にいつもあなたを入れながら。近づきたくて近づけないまま。
あなたは他の人の手に落ちる。あくまでもたやすく、付け入る隙を与えて。

僕にはあなたが、「そう」は見えなかった。やっぱり、遠くて。
軋みかけた未来の、その隙間に、僕らはお互いでしかその先を夢見ることが出来なく、なった。
他にも目を向けたよ。別の道だって選んだし、当たり前に恋愛もした、けど。
・・・わからない。ため息をつく。抱かれていながら、僕は。
あなただけを求め続けることに少し、疲れていた。

際限なく溢れる気持ちと。
とめどないあなたの優しさ、冷たさ、そういうものに。
懐柔されてそれなりに暮らしてきたけど、いつかは手を、離さなくてはならない。
それは、お互いのためじゃなく、多くの体裁のために。一般的な世界のために。
何より、一番大事なものを、手放すしか、道がないのなら。
僕は、まず心を殺す。あなたの、邪魔にだけは・・・なりたく、ない。

*****

口付けても、その唇は俺以外を求めている気が、して。
ねじこんで啼かせてもお前はどこかのめりこんでいない。
貪るのは俺の欲情なのかお前の体か、わからなくなる。

繰り返し聞こえるお前の喘ぎ声と、続けざまに肉を打つ音。揺れる、軋む、部屋中に、お前が溢れて。
俺は、わずかに。
境界を踏み外しているらしい。
正常と異常と、愛情と憎しみと、天国と地獄を。
行ったり、来たりだ。
お前の体の中に俺が深く行き来するように。
その度お前を俺のものだと感じて。
それ以上に狂ってしまえたらと思う。果てしなく続く喪失の恐怖。いつから。

俺はこんなに弱く、なった?

*****

あなたに初めて抱かれたあの日から。
夜毎あなたに開発され飼い慣らされていく、体。
きっとあなたにも同じことをすれば、あなたはそこまで狂わなくてもいいはず。
桜の。
散るように。
儚さを永遠だと思わなくてもすむ、ように。
あなたも俺に抱かれるといいよ。
侵食されるこの屈辱はやがて愛に変わる。
この体は埋め込むために作られたのであって、こうして埋め込まれる側になるためのものでは決して、ないのに。
不自然なほどこの行為は放出のそれを軽く凌駕する。
濡れることなく脳内だけが破壊されていく。
愛し合うというよりも極限まで狂うための行為のような。
いっそ愛さえ邪魔なほどの悦楽。

*****

ベッドから、転げ落ちそうになって。
お前を、引き寄せる。
あぁ! 突き込まれて悶えるお前を、優しく抱きしめて。

俺が、嫌いか? 聞きながら。
返事は聞きたくないと、思った。

その目で、唇で、この肌で、俺を受け入れるこの、蕾で。
甘い、芳香を。
そして、飢えた、咆哮を。
感じさせてくれ。
好き・・・だと、つぶやくお前の、唇に、指を突っ込んで。
舐めさせる。俺に、服従しろ。

お前の力が、どれほど強くても。
俺がお前にどれだけ、惚れてても。

お前は分かっていながら、爪を隠せ。
あの白い花が。
可憐な、美しい容姿の裏側に。

淫らな香りを、姿を、晒すように。



----------

即興小説お題:壊れかけの人々

犬の散歩中にかいだ大好きな沈丁花。近所で発見。
最近花自体が少なくなりました。
そして、白木蓮。きれいですね。街灯みたいに見えます。

沈丁花は淫らじゃないけど、白のうらがピンクっぽいというか。
白木蓮は咲き始めは綺麗なのに、でろりんとなりますよね。
やらしい花だ・・・。

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

burgundy chocolate

生きているのか、死んでいるのか分からないと思っているうちは。
大丈夫だ、まだ生きてる。僕は目に涙をためる。
どうして今、ここでこうして呼吸をしているのだろう。
僕はもう、生きていたくないんだ。
あなたに、会えないのなら。
あなたに、会えないのなら。

一日何をするでもなく起きて息をして支度をして学校へ行って。
友達と笑ってしゃべって当たり前みたいな生活をするけど。
どうすればいい。この心の傷は、あなたしか癒せない。まだ血をドクドクと流して。

帰ろう。あの場所へ。帰ろう。もう戻れない場所へ。
僕はあなたさえいれば、よかったのに。
誰を恨むつもりも、もうない。もう、そんな感情さえ、忘れたい。
僕の中にはまだ、あなたが。
生きている。

あの日から僕の毎日は色を失くした。
真っ赤な夕日さえくすんで見える。
あなたと抱き合った日々は今は遠い幻。
抱きしめていたかっただけだ。なのにどうしてそれが。
奪われて・・・しまったのだろう。

今でも、信じてるんだ。
あの日々は、嘘じゃなかったと。
お互い本気で愛し合ったと。・・・でも。
あなたには、本当の気持ちをもう、聞くことは出来ない。

今、どこに居ますか。何をしていますか。
あなたに。
いつだって変わらずに接してくれた。
出会った頃に比べて、どんどん我儘になっていく僕を、際限なく許して。
愛してくれた。懐かしい日々。愛されていた、幸せな日々。

もう僕にその価値はなくなった?
僕はあれから、いろんな愛を知ったよ。

もう一度、あなたに出会えたら。
僕は、あなたになんて言葉をかけるだろう。

まず、聞きたいこと。どうして。
それから・・・それから。

違う、そんなんじゃなくて。
ただ、見つめたい。
初めて恋をした、あの日のように。

もう一度、あなたに出会えたら。
僕はもう一度、あなたに恋をするんだ。
今のあなたに、初めて、恋をする。

好きだよ。今でも、愛している。
当たり前の、恋を、しているけれど。

僕にはいつだって、あなたしか。
あなたしか、いない。

あなたしか、いらない。
あなたしか。

涙が溢れる。

夕日に照らされる僕の胸は。
あなたを愛して流れ続ける夥しい血が、そこかしこに固まって。
あなたへの道を、作る。

愛して。僕を、見つけて。
いつだって、探してる。

どうして。
ねえ、どうして、あなたは。

僕から。
・・・離れたの?



------------


即興小説お題:茶色い夕日

初めて恋をした日 番外


テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

優しい雨(初めて恋をした日:番外編)

横殴りの雨。会いたい。なんか悪いことをした。
君に会いたい。どうすればいい。今から、会いに行こう。

約束をしてたのに、たまたま通りすがりに。
道端で座り込んでいるおばあさんを見かけた。
病院へ行く道すがら、動けなくなってしまったという。
そんなことを聞いたら、できる限りで力になりたいと思う。

その体を背負って、荷物を持って。
バスも来ない。結局、歩いて30分くらいの、駅とは全然反対方向の病院まで。
最近ナーバスになっている君は、電話をかけてきたけど。
出ることさえ出来ずに、おばあさんに話しかける。

電話、出なくていいのかね? 聞かれたけど。
ああ、大丈夫です、あとでかけなおしますから。君のふくれっつらが浮かぶ。
待っててよ。大丈夫だから。
安心して。おばあさんを送り届けて、急いで向おうとしたら・・・これだ。
この雨。君が、怒っている。

メールを見た。今日はもう、いいです。今どこですか? これからバイトですよね? って。
あの、怒ってるのに、目だけ潤んでる、どうしようもなく愛しい瞳が、まぶたに浮かんで。
時間はない。たしかに。でも会いたい。会わなくちゃ。
バイトには遅れるわけにいかない。さあ、どうする?

電話する。・・・出ない。
メールする。返事も来ない。
ダメだ、このままじゃ、明日にしか会えない。
そう思いながら、もう一度電話をかけて。

・・・もしもし。不満げな声。
ごめんね、電車に乗り遅れた。行けそうにない。
でも、会いたいんだ。そう、言うと。
君は小さく、僕だって。そう、つぶやく。

寝坊でも、したんですか? ・・・違うよ。
じゃあ、どうして。ああ、ちょっとね。
僕に、言えないことですか? え? そういうわけじゃ、ないけど。
もう、いいです。いきなり、電話を切られて。
絶望的な気分になる。

本屋の軒先じゃ、雨もしのげない。
結局、ズブヌレになって。
ああ、どうしよ。困ったな。思ってたら。

バイト先から電話が、入る。
昨日も遅くまで入っててもらったし、今日メイが早番入るから、遅番でいいって。

・・・で。
電話する。・・・出ない。
やっぱり会いたい。でも、着替えがない。
家に帰るか。濡れながら、歩き出すと。

君からの、電話。

・・・もしもし。やだ。・・・え?
会えるって、言ったくせに。会えないなんて、やだ。
涙声を隠そうともせずに、そう言う、君に。

俺の着替え、そっちに、あったっけ? ・・・え?
遅番だけでいいって。早番は、メイがくるって。・・・だから。

あ、あります! ごめんなさい、僕・・・。
わがままばっかり、言って。

今始まったわけじゃないだろ。思いながら。
でもそこが、かわいいんだ。なんでもしてあげたく、なる。

ホントだな。ふざけて言うと、君はしゅんとして。
ごめんなさい。もう一度、そうつぶやく。
冗談だよ。寂しい思いさせて、ごめん。
わけはあとで、話すから。

わずか30分、会えるかどうかの時間だったのに。
あのおばあさんのおかげで、逆に君に会える時間が、増えたんだ。
感謝しなくちゃいけないな。

両手を握り締めて、本当にありがとうと、お礼を言われて。
あの丸まった背中を、思い出す。
おぶったときの、体の軽さも。

ああ、いつしかこうして、年を重ねてゆく。
いつか俺も、君と。
ふたりだけで。

歩けたら。

この雨もきっと、温かく感じるに、違いない。


-------------
即興小説お題:軽い正義

で書いてたんですけど、いっこうに反映されないのです・・・。

なので諦めました・・・。

というわけで、作品だけあげます。


テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

My Sweet Honey

カムフラージュもそううまくはいかない。
なんだかんだで、時間をずらしたりしてみても。
結局、同じ家をでて、同じ家に帰ってる。
別の家にいたって、あとから会いに行ったりしてて。

続きを読む

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

birthday present

あんな感じでさ、家に来ないかな。
ひとりのマンション。ここは仮の宿。
いつかは本当に買うかもしれないけど。
とりあえずはひとりの時に、ちょっと使いたいから、借りてる場所。

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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

君を探して(初めて恋をした日・未来編)

遠まわりして帰ったのは、多分。
特に理由はないんだ。でも。
君があの場所にいるかもしれないと思ったから。
そんなの、よくあることだろう?

ここから先、君にもう会えないかもしれないと思ったら。
それは、すごくさみしくて。

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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

だって、好きだから。(初めて恋をした日 未来編)

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mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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