Adieu 71

あなたの舌が、頭が動くたびに。
僕は大好き、ユノヒョン、もっと、と声を上げる。
その度あなたはもっと強く激しく僕を吸い上げて。
僕をたくさん、感じさせてくれる。

不思議なんだ。感じれば感じるほど。
あなたを体の中で感じたくなる。
ヒョン、きて。早く。つぶやく、僕に。
ヒョンは口を離して、わかった、と僕に笑顔を向ける。

あなたの手でいっぱいに開かれた足は。
その中心がもうあなたを欲しがって疼いてる。
愛された夜から遠く離れるごとに僕は思い出していた。
あなたの体を、僕を貫く硬さを、熱さを。
あなた以外の誰かを好きになれたら、抱かれたら、楽になっていたのかもしれない。
だけど僕にはやっぱりあなたしか、いなくて。

待ちに待ったその瞬間が僕の全身を包む。
あなたが僕をゆっくり押し広げてく。
久しぶりの感覚に僕の体はあなたを押し戻そうとする。
あなたが僕を優しく抱きしめて、大丈夫だよ、って、言う。

僕の体はあなたを思い出す。あなたの言葉で、その快感を思い出す。
期待があなたの侵入を許す。粘膜が粘液を生み出す。
ああ、好き、大好きって、繰り返しあなたの名前を呼んで。
僕の体は、あなたの律動を呼び覚ます。

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Adieu 70

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Adieu 69

観念したあなたは、僕と一緒に眠ってくれることになって。
本当に久しぶりに大好きなあなたを抱きしめて、眠る。
幸せすぎて、疲れもどっと出て、ぐっすり眠りこんでしまった。
気が付くとあなたが、いない。

どうして? なんで? また、僕を。
ひとりにするの? あなたの名前を、叫んでしまいそうになるのを、こらえながら。
ユノヒョンを探すと、隣の部屋、窓際で月の光を浴びながら、祈りを捧げているのを見つけた。

邪魔しちゃいけないって、わかってる。でも、いやだ。今の僕は。
神様だってはねのける。僕とあなたの間に、入ろうとする存在は。
あなたの背中に、抱きつくと。
ユノヒョンはそっと息をついた。
「どう・・・して、ベッド」
出たんですか。涙で声が詰まって、それ以上は言えない。
「ああ・・・ごめん」
ため息交じりの声。呆れてる? 怒ってる?
・・・わからない。わかりたい、あなたを。あなたの顔を、見上げる。

「一緒にいて、ください」
ユノヒョンは、寂しそうに微笑んでる。やっぱり、怒らせちゃったの?
どう、しよう。戸惑う僕の手に、あなたが手を重ねる。
・・・怒って、ないの? 驚いて見つめると、いきなり強く抱きしめられた。


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Adieu 68

ユノヒョンがわざわざ僕のために、シャワーが浴びられるよう手配してくれて。
旅の疲れを、洗い流す。
綺麗にして、ユノヒョンと一緒に寝るんだ。ずっとくっついて離れないんだから。
あなたを想って、どれだけの涙を流してきたか。
きっと、あなたは・・・知らないふりをするんだろうね。

部屋に戻った僕を、ユノヒョンは笑顔で迎えてくれた。
なのに。
僕はこっちで寝るからと、普段眠っているらしいベッドを指さす。
チャンミンはこっち、と、綺麗なベッドを指差した。お客様用のベッドだろう。
僕以外にも、ここに。
誰かが、あなたを訪ねてきたんだね。その相手は、あなたの恋人?
僕を遠ざける理由が、何かあるの?

「ひとりじゃないと、寝られませんか?」
ユノヒョンは笑顔で首を横に振る。
「疲れてるだろう? こっちのほうが、柔らかい」
たしかにそうだ。どう見ても明らかに、ユノヒョンが普段寝ているベッドは堅そうで。
こっちは、柔らかい。でも、僕が欲しいのは。

そんな優しさじゃない。
「・・・一緒に、寝る」
あなたに会うために来たんだよ。もう二度と、あなたから離れないために。
これ以上僕を遠ざけようと考えるのはもうやめてほしい。

僕は、あなたのそばにいないと。
・・・生きられないんだから。

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Adieu 67

思った以上に何もない部屋。どれだけ大変な暮らしをしているか、わかった。
それほどまでに、ユノヒョンが僕から離れたかったことも。
「ここだよ。僕は、気に入ってる。・・・でも君は、無理しなくていい」
「ヒョンがいるなら、僕はどこでもいいです」
見上げると、ユノヒョンは本当に優しく、微笑んだ。

子供たちが、ひとりふたりとやってきて。
ユノヒョンに、おはようございますと言いながら、ハグをする。
僕を見て、怪訝そうな顔をして。
紹介してもらってようやく、僕も子供たちに受け入れてもらえた。

まずは字を教えるところから。本当に初歩からの、勉強で。
それでも子供たちは一生懸命、もう書くところもないような紙に何度も字を書いて。
熱心さに胸を、打たれた。ユノヒョンが子供たちに勉強を教えている姿も、本当に素敵で。

子供たちが帰った後も、僕は。
ユノヒョンを、尊敬する先生を見つめるような目で、見ていた。
だって本当に、かっこよかったから。
あちこち、きれいに掃除する。忙しいから、あんまり目が行き届かないんだろう。
僕がそばにいれば、あなたに大変な思いはさせない。その一心で、掃除をしていたら。
後ろからそっと、抱きしめられる。それだけで、息が止まりそうなほど。

「疲れただろ? もういいよ、ありがとう」
「・・・でも」
「明日はゆっくりしたらいい。・・・ね?」

あなたの、笑顔だけで。
僕がどんなに焦がれてしまうか、あなたは、知らないんだね。
頷くのが、精いっぱいで。

やっと、あなたに、抱きしめてもらえてるんだ、って。
泣きそうになる。



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Adieu 66

出会えたら、すぐに。
抱きしめてくれると思ってた。だけど、ユノヒョンは。

ボクを寂しそうに見つめて、立ち尽くすだけ。

「やっぱり」
「・・・え?」
「やっぱり、迷惑だったん、ですね。僕がここに・・・きたこと」
あなたに抱きつきたい衝動を必死にこらえて。
一歩、後ずさる。
「そんなこと・・・」
ユノヒョンがボクのシャツの袖をつかむ。どっちなんだ。あなたは、僕を。
拒絶したいんだろう? それなら、何故。

涙が。
「嫌い、ですか。・・・僕のこと」
溢れる。
「チャンミン」
嘘は言わない、あなただから。
本当の気持ちなんか、言えないんだろう。・・・だけど。

僕だって、本当の気持ちしか、言えないよ。
「あなたが僕を嫌いでも・・・」
嫌いでも。嫌いでもいい。僕にはあなたしかいない。もうずっと前から。
「僕はもう・・・、離れませんから」

絶対離れない。すべてを捨ててここへ来た。
家族も、友達も、思い出も未来も、何もかも捨てて。
ただあなただけを。

抱きしめる。嫌いなら、はねのけてくれ。優しくなんかしないで。
だけど、ユノヒョンは。

僕を引き離したりは、しなかった。流れる涙を。
止めることなどできない。
ここで捨てられたら。
もう死んでもいい。
帰るつもりなどない。帰る場所さえ、捨ててきた。・・・だから。
あなたに拒絶されたら、僕は。

この戦地で、虫けらのように殺されるだけだ。

不意に、あなたが。
僕を強く抱きしめる。息もできないほど。
・・・愛してる。確かにそう、聞こえた。
顔を上げると。

あなたの、笑顔があった。

「・・・愛してる、チャンミン」

あなたはこの上なく美しい涙を、一筋、流して。
涙でグシャグシャの顔をした僕に、口づけを、くれた。


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Adieu 65

大金を持ち歩いていることがばれたら、殺されるかもしれないから。
その町にたどり着くまで、しっかり計画を立て、それなりのお金を払う。
危険な目に遭いそうになり、足止めを食らいながらも、なんとか。

ユノヒョンのいる町にたどり着いた。コーディネーターの人とは、ここで別れた。
あとは自力で探すつもりでいた。もちろん、帰る気はなかったから。
すぐ近くまで来たけど、ユノヒョンの住んでいる場所がはっきりとはわからなくて。
現地の人に片言で話しかけ、写真を見せて居場所を探す。

ようやくたどり着いた、その場所は。
小さな家と、二匹の大型犬。
犬たちが僕を見て吠え立てる。僕は、君たちが守る主人に、会いに来たんだ。
君たちの大好きな人。僕が愛している、人。
警戒心むき出しの犬たちも、僕が怪しい人間じゃないとわかったのか、むやみに吠えなくなった。

家の中から、音がして。
僕は期待に胸を膨らませる。
ドアが開く。愛しい人が。
「ダル、ビョル、どうし・・・」
愛犬二匹の名を、呼んで。

僕を見て、動きを止めた。目の前にいるのが、信じられないのだろう。
会いに、来たよ。
会いに来た。

あなたに会いたくて、ここまで来たんだ。

「チャン・・・ミン」

あなたは呆然と立ち尽くし、僕を見つめ。
犬たちは歓喜の声を上げる。

ユノ、ヒョン。やっと、あなたの名前を。
あなたの目を見つめて、呼べる日が、来たんだね。

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Adieu 64

ユノヒョンは、内戦が続いたせいで勉強の機会が奪われた子供たちのために。
身の危険も顧みず、ボランティアとして子供たちに勉強を教えに行っていた。
その場所へ行くにはかなりの危険を伴う。
どうして、ユノヒョンがそんな場所へ行ったのか。死んでもいいと思って、行ったのかもしれない。
僕に、後を追わせないために。
・・・手の届かない場所まで、行ってしまったのだとしたら。

地の果てまであなたを追いかけることを教えてあげる。
僕の思いが、そんなやわなものじゃないって、気付かせてあげる。
あなたに、愛されたあの日から。
僕たちの運命が始まったのだとしたら。

その運命を最後まで全うするんだ。

アデュー。あなたからの言葉を、僕は。
胸に刻んだ。何度も繰り返し思い出して。
神の御許で。死ぬまで会えないのだと、思っていたのに。
僕たちの運命は残酷だね。残酷で、温かい。

あのまま、あなたに出会わずにいたら。
あの日の思い出を抱いたまま、僕は平凡に暮らしていたかもしれない。
でも、もう無理なんだ。この命を懸けても、僕は。
あなたとの恋を結実させる。

「ユノヒョンのところに、行きます」
父さんにだけ、僕の決意を伝えた。
「チャンミン・・・」
父さんは涙ながらに僕を抱きしめて。

私はお前を、あんな危険な場所には行かせたくない。
彼に会う前に、殺されてしまう可能性だってゼロじゃない。・・・だけど。
このままここにいてもお前は、死んだように生きるしかないんだろう?

私はお前に、心から幸せになれる相手のそばで、笑顔で生きていって欲しい。
お前の体と心に深く残る傷跡を、慈しみ、癒してくれる人のそばで。・・・だから。

行きなさい。母さんのことは、私が何とかする。
お前は何も心配しなくていい。


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Adieu 63

その日から、僕は。
誰にも何も問いかけることなく、与えられるままに食事をし、体力をつけ。
一日も早くここを出られるようリハビリに励んだ。
両親は喜んだ。僕が前向きに生きる力を取り戻したと勘違いしている。

僕はあの人を探しに行きたいんだ。今さら誰に遠慮することがあるだろう。
姉を妊娠させた弟がいる家庭なんか。
正常な家庭なんて言えるわけがない。

リハビリをしていくうちにわかった。僕に嘘を吹き込んだ女性は。
ここでユノヒョンを何度か見て好きになり告白をして、振られたらしい。
僕を見るたび意地悪く何か言ってきたけれど気にしない。
僕だけがあの人を手に入れることができるから。

姉さんのことは、あれから一度も聞かないまま。
ただ元気でいてくれればいい。あんなことをしてまで。
自分の幸せを考えていたのだから。

どれくらいの時間が、過ぎただろう。僕はようやく一人で出かけられるまでに、回復し。
言葉も少しずつ取り戻していた。
母さんには、泣いて反対されたけれど。
父さんは、僕の決意を許してくれた。それはきっと。

僕への、懺悔の気持ちからに違いない。

もっと早くに、姉さんの狂気を止めていれば。
僕がこんな思いをすることはなかった。
ユノヒョンへの気持ちは、きっと仕方ないこと。誰だって一度くらいは。
体の関係はもたないまでも、同性に強烈に憧れることがある。
僕は本気で、あの人に恋をしてしまった。この恋はあの人でしか叶えられない。
父さんは僕の本当の幸せを願っていた。

だから、密かにユノヒョンのその後を調べて。
どこにいるか、教えてくれたんだ。






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Adieu 62

ユノヒョンはどこ?

声を失ったままの、僕は。
あの日、父さん、と呼んだきり、ちゃんとした言葉を発することはできず。
筆談できるほど体力も回復していなかったから、唇の動きを読んでもらうことで、なんとか会話をしていたけど。
誰一人、僕の問いに明確な回答をしてくれる人はいなかった。

看護師さんに聞いても、医師に聞いても。
知るはずはないとわかってはいても。
父さんも母さんも教えてはくれないこと。誰かに聞くしかない。
その中でひとりだけ、普段あまり見かけない看護師さんが。

彼はあなたの親からたくさんの手切れ金をもらって、この国を出たわ。
と、教えてくれた。

「彼はそんな人じゃないって言いたいみたいね。じゃあどんな人なの?」
彼女は意地悪く微笑む。この人は、ユノヒョンとどういう関係なんだろう?
「恋人の弟に手を出して、そっちと付き合うようなありえない男じゃない」
失礼な言い方に思わずにらみつけると、その人は嘲るように笑った。

姉弟そろって弄ばれてまだわからないの?
私だってあの男に遊ばれて捨てられたのよ。だから教えてあげてるの。

あの男は、あなたが思っているような男じゃないの。
人の心を弄んで、かき回して楽しんでいるだけの男よ。


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所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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