Sea roar 11(潮騒/max version)

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Sea roar 10(潮騒/max version)

まともな話もできないまま、別れて。
納得できなかった僕は、ヒョンに電話した。
また一緒に暮らしたいと、離したけれど。
ヒョンは、このままでいい、一緒に暮らす気はないと、言い切った。

「どうしてだよ、どうしてそんな」
「これだけ時間が経ったんだ。・・・今更一緒に暮らす必要はないだろう」
「だけど」
「仕事は今まで通り一緒だ。お前だってひとりのほうが気楽なんじゃないのか?」
はっきりとそう言われて、思わず口ごもる。
「そりゃ・・・そうだよ、そうだけど」
「だけどなんだ? ・・・それならそれでいいじゃないか」
「来るなって言うんだろ? なんで・・・そんな、一人で生活できるのかよ?」
ヒョンは軽いため息をつく。イラついたような、言い方で。
「一人じゃないって言ったら?」
「・・・どう・・・いう、意味だよ・・・?」

意味が分からない。誰かと、一緒に暮らしてるって、こと?
知らないうちにあなたに、そんな人ができてたっていうのか。
マネージャーが誰一人知らないなんてこと、ありえない。ソンヒョンさんだけ知ってるとか?
いろんな考えが頭をよぎる。

結婚、するつもりだ。付き合ってる女がいる。ユノヒョンの言葉を。
頭は言葉として受け入れ、心は理解することを拒絶する。
何も言えず電話を、切った。

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

Sea roar 09(潮騒/max version)

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Sea roar 08(潮騒/max version)

避けられていると、思いたくなくても。
明らかに避けられていた。
スポットライトの中で、弾けんばかりの笑顔を浮かべていた、あの人は。

俺には、わかる。あの笑顔は、心からの幸せの笑顔じゃない。
何か深い影に怯えて、自分の陰でさえ恐れるような、そんな。
深い傷を負ったのだ。だから。
活動を休止した日の、涙をこらえていた時のような、深い悲壮な目を、していた。

ユノより先に現役で入った人で、ユノに何かしそうな人物といえば。
・・・あいつしか、いなかった。
ただ、接点があったのだろうか? 所属が違うなら、接触があるはずがない。
それでも、俺には・・・中のことはわからない。

あの人のことだ。きっと自分の許容範囲を超える仕事でも請け負って。
本当はとても弱い繊細な人なのに、大丈夫、大丈夫って、無理してやり過ごしてきたんだろう。
それが積み重なって。

・・・いや、違う。その程度の困難でつぶれる人か?
あのつらさを思えば。
それくらいきっと、たいしたことないはずだ。

ユノが俺に隠したがること。きっとひとつしかない。
俺はあの人が俺以外に心を移すことが許せない。
他の相手と情を交わすことも。
こんな状況だ、金で片をつける程度なら目をつぶるけど。

調べるしかない。だけど、あの中でのことなんて誰に聞けばわかる?
もしくは、出てからのこと。出てから、あの人に何かがあった。
妙な確信があった。あの人は俺に嘘はつけない。
嘘をつきたくないからこそ。

真実を隠そうとするんだ。

テーマ : 東方神起
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Sea roar 07(潮騒/max version)

どうしても、納得が行かない。
あんな顔をされる筋合いは、ないはずだ。
何があったのか。もう、1年も前になるのに。

兵役に行く前のヒョンなら、きっと。
「お帰り、大変だったな」
そういって、抱きしめてくれて。
お前が帰ってくるのをずっと待っていたよ。
これからまたふたりで、同じ夢を目指していこう、って。
言ってくれると思っていた。信じていた。

ユノの公演を、こっそりと見に行って。
公演中にソンヒョンさんを、呼び出す。
そうでもしなければ、話してはもらえないと思ったから。

「私の口からは、言えません」
「どうしてですか? あなたは・・・僕とユノを一番よく知っているはずだ」
「その・・・つもりです」
「こんな状態で・・・うまくやっていけるはずがないだろ!」
声を荒げても。
そんなことに動じるような人じゃない。わかっている。それでも。
ソンヒョンさんは僕を見つめて、悲しそうにため息をつく。

「ユノさんが、チャンミンさんに・・・何も言わないのは、何も言えないからです」
「何も・・・言えない?」
「ユノさんは今も、苦しんでいるんです。表舞台を去ろうと思うほど、追い詰められていた」
その、言葉に。
酷く恐ろしい、気持ちになる。
「チャンミンさんがそばにいれば、きっと、ユノさんはその傷を乗り越えることができます。
ただ、今はまだ・・・。
今はまだ、ありのままのユノさんを、受け入れてあげてください。
寂しいかも、知れませんが・・・彼は必死で頑張っている」
カーテンコール。大歓声の中。
きっとユノはスポットライトを浴びて、微笑んでる。
あの光の中が、誰よりも似合う人なのに。

どうして。
変わって・・・しまったのか。


テーマ : 東方神起
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Sea roar 06(潮騒/max version)

事務所で、打ち合わせの日。
今までなら当たり前に、隣にくっついて座ってた。それとなく、別々のソファに座らされて。
肘掛に伸ばした手に触れたくても,それとなく、よけられる。
触れられることを、避けているみたいだった。

どういう方向性で行くか、今までのふたりみたいな、ダンス中心のスタンスではいけない。
そんなような話を、して。
ユノヒョンの様子を、それとなく伺っても、顔をわずかに背けているようで。

今までは横顔を見れば、何かが読み取れた。
目を見ればすべてが理解できた。でも、今は。
表情をなくした横顔。目を見ても、何も伝えようとはしない、拒絶の色しか。
読み取ることが、出来なくて。

帰りは、ふたりで。そう思ったから。
「ユノ」
その腕を、取る。ユノは、驚いたように振り向いて。
「俺が、送るよ」
むしろ、一緒に帰ろう。そう、言いたかった。
今までなら当たり前みたいに頼むな、って。
そう、言ってくれると、思っていたのに。

「ソンヒョンと、帰る。お前は疲れてるだろ。早く帰って、ゆっくりしろよ」
腕を離せと、口には出さないまでも。
その目が、そう言っている。

ナーバスになっていたせいか、少しだけ、泣きそうな気分に、なって。
そんな俺の目を見たら、少しは変わるかと、思ったのに。
俺の目を見て、驚いたような反応をしただけで。
バツの悪そうな顔をするソンヒョンさんに、頭を下げられて。

ユノは、去っていく。

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Sea roar 05(潮騒/max version)

やっと、ふたりに戻れたから。
とりあえずは、ふたりに戻ったということを報告するための、会見。
これからのビジョンは、おいおい固めていけばいいと。

ユノは今のところ、ミュージカルの仕事があって。
俺はまだ、除隊したばかりだから、仕事は特に決まってはいない。
忙しいユノのために、俺が出来ることがあるならと、思っていたけど。

3年。これだけ長い時間、離れてしまえば。
お互いのリズムが変わってしまうのも、仕方のないこと。
わかってはいても。
俺はどうしても、この3年という月日を、埋めたかった。
できることなら今すぐに、あなたを抱きしめて、抱き合って、忘れたかった。

俺の配属された部署は、運よく、大変な部署ではなかったけど。
ユノに会えない間、俺は。
さまざまな誘惑を受けつつも、誰とも、交渉は持たなかった。
欲望は、あなたにだけ。
快楽が欲しいときは、金を払って、後腐れなく。

ユノの、これまでのことを考えれば、あの人が俺に操を立てるなんてことは。
ありえない。わかってはいても。
どこか、信じていた。せめて、知らせないでくれていたら。








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「潮騒」チャンミンバージョンです。
オープニングと四話まではアメブロにあります。
2012年に書き出してまだ終わってない上に続き書いていないというw

潮騒と並行して進めようと思います。

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Sea roar 04

ふたりで、活動再開のための、打ち合わせをすることになって。
俺は、俺の家。ユノは、ユノの家から。
あの、宿舎は? 今は、もう、使ってない、な。
もう、ないの? まだ、あるけど、ユノも、今は・・・マンションで、暮らしてる。
そっか。いまだに、宿舎にいるなんて思ってなかったけど。
本当は、少しだけ、期待してたんだ。

自分から家を出たくせに、今更って思われるかもしれないけど。
家を、出たのは、離れるのがつらかったから。
実家に帰ったのだって、結局は、言い訳みたいなものだ。
妹たちが家を出たからと言って、俺が、帰る必要もなく。
家を出た、その事実を、周囲からの妙な憶測を交わすためのカムフラージュ。
「実家」にも帰ってたけど、ひとりの家にももちろん、行ってたし。
なんだかんだ言いながらユノと宿舎に帰ることの方が、多かった。
だって、さ。仕事の方が、長いんだから。
家に一緒にいなくたって、よかったんだ。逆に新鮮な気持ちさえ、した。

・・・でも。
兵役から帰って、真っ先に行きたかった場所は。
ユノが待っていてくれるはずの、あの家。俺たちの家。
もうそこに、ユノはいないといわれたときの、ショックは。
口では笑い飛ばしながら、足元がすくわれるほどの、衝撃だった。

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

Sea roar 03

ソンヒョンさんに、聞いてみる。
ユノに、何かあったのかと。
ソンヒョンさんは、何も答えてはくれなかった。
ユノが、自分から話すときまで、何も聞かずに。
今までどおり、弟として、接してやってくれないかと、言われて。

弟と、して? 思いながら。
この人は、俺たちの関係を少なからず、知っていたはずだ。
「今までどおり」を願うなら、「弟として」なんて、言うはずがない。
・・・それなのに。

確実に、何かが、あったはずだ。兵役中に。
俺がそこにいるときでさえ、配属が違うからと、会えなかった。
会わせてもらえなかったというほうが、正しいのかもしれない。
そして、そこでユノが繰り返し受けた、辱めが。
兵役を終えてからのユノの人生さえ、変えてしまった。

結果的に言えば、俺を「裏切った」、その事実が。
ユノを、絶望のふちに追いやって。

実際にはもっとずっと前から、ユノがひた隠しにしてきた「秘密」が。
俺には確実に見えない場所で、もう、隠せないほどの、傷を与え。
その心と、体を・・・腐食させて、いた。

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

Sea roar 02

仕事を終えたあなたに、やっと、会えた。
あなたは僕を見て、うれしそうに、笑ってくれた。
「お帰り・・・チャンミン」
「ヒョン、ただいま」
僕はここで、軽くハグくらい。
あるかもしれないと、期待してた。
人前でそんなことするの嫌がるのは、僕のほうだけど。
でも、ヒョンはそんな気配、微塵も見せずに。
あくまで他人行儀な態度で、僕に接する。

久しぶりだから? ・・・だとしたら。
今までの、あなたなら。・・・比べることが、間違い?
兵役へ行く前のあなたは、僕をじっと見つめて。
行ってくる。また、必ずふたりで、ステージに立とう。
そう、言ってくれた、はずだ。

その日を夢に見ていたはずなのに。
僕だってずっと、辛い日々を耐えて、頑張ってきた。・・・それなのに。
その日は、挨拶だけで。
ユノは、僕に背を向けて・・・帰っていく。

テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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