FC2ブログ

switch

一緒に暮らして、一緒に仕事していれば、いやでも似てくる。
むしろ、似ないほうがおかしいくらい。


だけど、僕とヒョンは根本的な考え方が違って。
それなのに、人間としての根っこみたいな部分は、きっと同じ。



一緒に生活をしていると、ヒョンのだらしないところとか、
自分のなかではありえない行動とか、たくさんありすぎて、
なんでこの人はこうなんだろうと、あきれることが多い。

昔は、そんなトコ、僕が気にしなくたってよかったけど。
もう、ふたりだし。
僕しか、ヒョンをかまう人がいないから。


ちょっと、楽しい。


なんで仕事のときだけ、あんなにかっこいいのかなあ。

「チャンミン」
「・・・はい」

「なんか作って」

すごくニコニコして、言うから。
「自分で作れ!」とは、言えない。

「何がいいですか?」
「んー、そうだなあ・・・。何作れるっけ?」

「今いろいろ練習中ですからね。
 なんか適当に作りますよ」



家のことは本当になんにも、できない。
だから、僕がやってあげる。

僕はわりとそういうの、苦にならない。
今までやってきたわけでもないけど、ヒョンといたら必然的に、
自分がしなくちゃいけないって、思うようになって。


とはいえヒョンだって、本当に何も出来ないわけじゃない。
僕に甘えてるだけ。
基本的に、ちゃんとしてるように見えて、抜けてる人だから。
できないわけじゃないけど、僕のほうが手際がいいだけ。


そんなヒョンが、好きだ。
ステージとなれば、人一倍、輝くあなた。

誰よりもストイックに、情熱的に、まじめすぎるくらいに。
ユノ・ユンホであろうとするあなたが、好きだ。



だから。
ふたりでいるときは、穏やかなあなたでいて欲しい。
だらしなくても、おかしくても、天然でも。


料理を作っている僕の後ろで。
せわしなく、何を作っているか覗きたがる。


「なんですか」
「・・・なんか手伝えることあるかなと、思って」

「・・・邪魔です」
「そお?」

じゃあ座っとくね、と言いながら、落ち着かない。
無駄に冷蔵庫を開け閉めしたりする。

「用がないなら冷蔵庫開けないでください」
「なんかないかなと思って」

「イチゴはそこにはありませんよ、僕の部屋です」
「取ってきていい?」
「だめです」

ちょっと悲しそうな顔、するから。

「部屋の中いじりまわさないでくださいよ。イチゴだけなら」
「ありがと」

言って、僕の部屋に行く。

自分の部屋と比べて、片付いていることが妙に気になるのか、
ヒョンは僕の部屋に行くと、なにかしら、いじりたがる。


案の定、いつまでたっても帰ってこない。
その間に、ラーメンができた。

生めんのやつだけど・・・。
具はいろいろ、野菜いためたりしてるからね・・・。

セッティングだけして、部屋に行くと、
なんでかわからないけど、僕のベッドで寝てた。


「イチゴ・・・」
とりにきたんじゃなかったのか。
なんで寝てるのか、わかんないけど。


ああ、多分。
この前、ヒョンが読みかけの本を、僕の部屋においてたから。
それを見つけて、読み始めて・・・。
眠くなったんだろう。


ベッドに腰掛けて。
ヒョンに声をかける。

「できましたよ、ユノヒョン」
「んー?」

言いながら、僕の太ももに手を伸ばす。
撫で回したかと思えば、ぽんぽんと叩いたり、
まあ・・・、何がしたいのか、わからない。

「のびちゃうから、早く起きて下さい」
言うと、鼻をヒクヒクさせる。

「ラーメン?」
すごい嗅覚。犬並み。

「そうですよ。野菜もたくさん入れました」
「・・・起きる」

言って、僕の背中に抱きつく。
「・・・なんですか?」
「このまま。連れてって」

・・・なんだかな。

「わかりました」

おんぶみたいな格好で、ヒョンを連れて行く。
どうせちゃんと歩けるくせに、僕にくっつきたがって。
・・・かわいい。


「イチゴは?」
「あ、忘れてた」

僕の首に絡めた腕を。
離そうとするから。

その腕を掴んで、離さない。
「イチゴぉ」
「あとで、いいです。イチゴは伸びません」

「・・・そだね」




ねえ、ユノヒョン。

あなたには、僕が、必要だよね?



仕事をしているときは、僕はあなたが、
家にいるときは、あなたは僕が、
必要なはず。



時々あなたは、家にいても。
僕なんか要らないような、態度をするけれど。




あなたの目、唇。
あなたの手、その体。その声。


僕にとっては。
全部必要だよ。
あなたがいなくちゃ、生きていけない。


あなたも、早く気付くといいよ。


幸せな過去の記憶は、消さなくていい。
でも、つらい過去に繋がる記憶なら、消して。
僕のそばで、笑っていて。


あなたのswitchは、どこにあるの?


僕の思い通りに、動かせたらいいのに。
僕が望む言葉を、四六時中ささやいて。
僕を抱いて。


・・・あなたを、抱かせて。



夢中でラーメンをすするあなたは。
本当に、無垢な子供。



決して思い通りにはならない、人だから。
僕の人生の中で、本当に、いろんな意味で、唯一無二の人だから。


やっぱり、変わらなくて、いいや。


ラーメンを食べ終えたら、食器も片付けずに、僕の部屋に行って。
イチゴの入ったボウルを抱えて、また席に着く。


あなたはどうしたら、大人になるんだろうね?
僕の心を、理解するんだろうね。

一口で食べるには大きいイチゴを。
どうしたって一口で食べる人。



「チャンミン」
「・・・はい?」

もぐもぐがちゃんと終わらないまま。
僕を見て、笑顔。

「・・・ありがとう」

かっこいいな、やっぱり。
好きだな。ヤバイくらい。




気恥ずかしくて。

笑った。



関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

コメントの投稿

非公開コメント

怒涛の

今日は怒涛の更新ですね^^

嬉しい限りです♪
ホントに続きはまだか~~と
待ちに待っております☆

天然ユノたんも
オラオラユノたんも大好きです~

Re: 怒涛の

はい・・・虚しい三連休なんで・・・w
しかしよくよく考えれば用事のない三連休ってサイコーですよね!(ヤケ気味)

というわけで、しばらく鬼更新続くかも。。。

これ(switch)も、なんか書きたいけど書けなくて
ニコ動のホミン動画「wonder2」(Perfumeの歌です)を繰り返し見ながら

なんかちょっとだけ可愛く書きたくて久々のfairy更新です☆

テンション上がらんとSweetはかけないし
実はVirgin書いてたんですけど途中で止まりまして・・・ww

と言う感じで代打でございます。

天然もオラオラもエロエロもすべて本物ユノたんの魅力ですものね!
しかも今日の公演センイルやったらしいっすよ!ケーキとか出たらしく!

あああああああーーーー見たかったああああーーーー

というわけで、いつもありがとうございます^^
今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします☆

かわいい2人☆

ほのぼの系のあまあまな2人もかばゆくてええですね~☆
…と言いつつ、ちゃみたんがベッドに腰掛けた時、ちょっとドキドキしてしまったイケナイ私です。

今日のライブのお祝いでは、チャミたんが嬉しそうに、ケーキをつけた手でユノの顔にベタっとしたそうですよ~
それにいつもより終始ご機嫌で、投げキッスまでしたとか…
久しぶりにユノに会えて、寂しさを埋め合わせるための濃密な時間を過ごしたんだろうな~
そりゃ~ご機嫌だろうな~現金なチャミたま☆

Re: かわいい2人☆

作ったものがラーメンでさえなければ・・・
次の展開もあったかもしれんのですが・・・w

そうなんですね^^
ふたりのラブラブっぷりが目に浮かびます☆
ああ、ほんと行きたかったなあああ!

投げキッスとは・・・チャミどんだけ・・・!

案外fairyが素のふたりのイメージに近いのかもと
今回はじめて思いました。
ネタが浮かんでから書いたのではなく、
書こうと思って書いたので、タイトルも途中でつけたくらいだし
(いつもは最初に浮かびます)展開もほとんどなかったんですが

チャミの冷静っぷりとか、ユノの甘えようが
映像などを見て思うふたりの印象のまま。

うーん、意外といけるかもしれません、このシリーズも。

いつもありがとうございます^^
今後ともよろしくお願いします☆
所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

Twitterボタン
Twitterブログパーツ

From Maroulina
2015ca-200-1.gif

kio-frau2015-2-side-1.gif

frau2-200.jpg

kio-4.jpg

frau17-200.jpg

frau16-200.jpg

更新履歴
コメント感謝です^^
kio-1a.jpg
所属事務所
月別アーカイブ
リンク
密談用

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
★鍵はずしたい?

この人とブロともになる

携帯用
QR