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ぽくのきみ

それは、突然の出来事だった。

チャンミナはいつもよりのんびりしていたし。
珍しくマンドゥンイを家に連れてきていて、ぽくは。
ちょっと、はしゃいでいたのかもしれない。
たまには、ぽくだって朝ごはんを作れるっていうところを、
チャンミナに見せてあげるんだ。
足元では、マンドゥンイが尻尾をパタパタしている。

おお、よしよし。抱っこして、頬ずりして。
マンドゥンイにもちゃんとご飯作ってあげるから。チゲでいい?

そう言いながら、マンドゥンイにポッポしようとした瞬間。
「ヒョン・・・マンドゥンイを殺す気ですか」
「えー?」

チャンミナが起きてきたから、ぽくは。
マンドゥンイにポッポするのはやめて、チャンミナにポッポすることにした。
「おはよう、ぽくのチャンミナ」
はい、んー☆ って、唇を尖らせても。
チャンミナは、はいはいっつってぽくを押しのける。

「何作ってるんですか?」
「んーとね、目玉焼き」
「へえ、珍しいですね。ちゃんと半熟で作ってくださいよ」
「はん・・・じゅく・・・?」
時々、チャンミナは難しいことを言う。
はんじゅくって・・・・なんだろう。
「あ、いいです、ふつうに作ってくれれば」
「うん!」

ぽくだってできるんだから! 目玉焼きが、きれいにふわ~っと、できた。
1つ目の目玉焼きは、上手に移せたから。
えっへん。得意になって、もう1つもお皿に移そうとして。

「・・・っ!」
上手にすくったはずなのに。
うまく移せなくて、ほにゃほにゃの黄身の部分が、外れて、落ちて。
すかさず、マンドゥンイが、寄ってきて。
ぱくっと・・・食べてしまった。

ああ・・・二度と会えない、ぽくのきみ。



ぽくに食べられるために、君はここへ運ばれてきたのに。
君の黄身はたったひとつだけだから・・・ちゃんと食べてあげたかった。
マンドゥンイが食べてくれたけど、そういうことじゃなくて。
ぽくの大事な血肉になるはずだった、そんな大切な黄身を・・・ああ・・・。

どうしよう、ぽくは。
取り返しのつかないことを、して、しまった。
いつもなら、これくらいへっちゃらなのに、なぜか。
今日は、せつなくて・・・たまらない。

絶望的な気分になりながら、君の黄身なしの目玉焼きのお皿を、持って。
目玉であるきみがいないということはもはや、「焼き」でしかない。
はあ・・・。漏れるため息。うなだれるぽくの、お皿に。
下弦の月より、さらに月齢高めの、お月様。

「チャンミナ・・・」
「・・・分け合うの・・・当たり前でしょ?」
ちょっとだけ、ちょっとだけぽくのお月様のほうが、小さい気がする。
本当にちょっとだけだけど。
ああ、でもそんなことどうでもいいくらい(ホントはよくないけど)
チャンミナの優しさが、うれしい。
ぽくの痛みを。悲しみを、分かち合ってくれる、チャンミナ。

ありがとう。チャンミナを見つめると。
はぁ。言いながら、ハの字眉で、微笑んでる。
足元ではマンドゥンイが「焼き」の部分も欲しいらしく、まとわりついてくる。
かわいいな、きみは。マンドゥンイを抱っこして。
きみになら、チャンミナはきっときっちり半分わけてくれるんだろうね。

*****

珍しく朝ごはんを作っていると思ったら。
マンドゥンイに気を取られて目玉焼きの黄身だけを器用に床に落とした。
僕のかわいいマンドゥンイがそれを食べてあげたのはいいけど。
ドフンさながら、ありえないほど打ちひしがれているヒョンを、見て。

やっべーまじやべえ、ホントこの人ドラマ向いてねえわ。
ヒョンの場合、役柄になりきるというより、素でその役みたいなもんだから。
演技になってないんだよな・・・普段の生活のほうがよほど演技みたいで。
プライベートと仕事の自分を使い分けているつもりでも。
もともと、心が本当に美しい、子供みたいな人だから。
演技してなくたって、ユノのままドフンになっちゃって。
ドフンのままユノになってしまう。

引くけど。そりゃあ、もう。
でもやっぱり、こういうところも含めて。
ユノだから僕は、いとしいと、思うんだ。

*****

チャンミナ。君がわけてくれた黄身は。
とってもおいしかった。
もしかしたら、きみは。
ぽくに、何が大事なのかを、教えてくれたのかもしれないね。

卵の君に、黄身はひとつ。
君の黄身は、ふたりで分け合って、ひとつ。
見つめると、きみは。
よく意味が分からないって顔して、笑うから。

抱きしめる。んー、て言いながら、体を左右に振ると。
チャンミナは僕の背中をとんとん叩きながら。
上手に出来ました。だって。

ああ、やっぱり大好き、チャンミナ。
たったひとりの、ぽくのきみ。



----------------

画像お借りしました! ありがとうございます。

そして何より、この元ネタはマイミク・yumioさんのつぶやきから。

この写真ももちろんyumioさんチョイス。

yumioさん、yasukoさん、このお二方は
その萌えネタをそのまま小説に起こしてくれたら
本当に面白い作品が出来るんじゃないかと思います。

yumioさん、本当にありがとうございました!
またネタをいただくこともあるかもしれません。
何卒よろしくお願いします。



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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

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非公開コメント

なんという!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)

こんばんわ♪yumioでございますm(__)m
こちらでは初コメでございますm(__)m
いつもたくさんの萌えを補給させていただきこちらこそほんっっっとうにありがとうございます(T-T)

あのつぶやきが…
何故かホミンの日に舞い降りた
あのよくわからないつぶやきが…
こんなお話になるなんて!!(涙)

素晴らしき手腕で昇華していただき
有り難きシアワセでございますm(__)m
あの黄身もきっと浮かばれることでしょう(笑)

そしてゆのさん…
ゆのさん…何かごめんなさいww
でもすきなんですごめんなさいww

Re: なんという!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)

yumioさま、いつもありがとうございます。

あれはもう・・・w
傑作でございました・・・!
だって写真とコメントが合いすぎて・・・w
yumioさまこそさすがです☆

今後ともよろしくお願いします。
所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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