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Ballad 13

友達といわれて、うれしいような、寂しいような。
友達? 僕からしたら、恩人で。
でも、それよりもっと深い、何か。

食事は済ませてきましたかと、聞かれて。
そういえば、食べていなかった。そう言おうとしたら。
僕の顔を見て、すぐ用意しますと席を立つ。

食事をしに来たわけじゃ、ないのに。
またあの味が食べたくなる。
食事を終えて、片づけを手伝うというと、彼は。
僕を、キッチンに入れてくれる。

何人ですんでいるんだろうと思うくらい、広いキッチン。
手際よく片づけをすすめて行く。
手伝うまでも、なかった。ただあちこちを見回していた程度で。
そんな僕を彼は、じっと見つめている。

「すみません、何も・・・お手伝い、できませんでした」
「いえ」
温かいコーヒーを淹れてくれる。僕の好みを知っているかのように。
カップに添えられた、その骨ばった美しい手に。
知らず知らず、手を伸ばす。

触れても、驚かない。なぜか、指を離すことができない。
そのまま、カップとの隙間から指を、指にからめる。
恥ずかしくて顔が見られない。自分でもなぜこんなことをしているのか。
わからない。その手を、握る。

甘く見つめ返されて、なぜか、疼く。
ふと、胸元のネックレスが、気になった。
思わず、手で触れると、彼が不思議そうな顔をした。

この人に、ネックレスを見せていいのかと。
なぜか、思う。

気になるんですか? 彼の、微笑みに。
なぜ気にしたんだろう? 自分でも、わからない。
・・・これ。言いながら、襟元からロザリオを引き出す。

彼は少しだけまぶしそうな目を、して。
・・・それは? 少しだけ、震えた声で。
僕がまだ幼い頃に、教会から、譲り受けたものです。・・・教会から?
ええ。詳しいことはよく、分からないんですが。

・・・綺麗、ですね、とても。なぜかとても幸せそうに。
微笑む。
「あなたは、守られて生きてきたんですね」
その言葉に。
図らずも、涙があふれた。






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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

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mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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