Apprenti 104

あんなことを言わせるほど、傷つけてしまった。
チャンミンに落ち度は何一つないのに。

笑顔で家に帰ったテミンを。
部屋に呼ぶ。

「どうしてあんなことを・・・したんだ」
「ん? なんか悪いこと、した?」
全く悪びれずに答える。
「わかってるはずだ。あんなことをしたら、どれだけ傷つくか、恐怖を感じるか」
テミンは俺を見て、ゾッとするほど冷たい目をする。すぐに、笑って。

「だからやったんだよ。・・・こなきゃよかったのに」
ねえ、そんなことより。
抱いて。すがりつく腕を、押さえて。
「ミノがいるだろう。・・・ケンカでもしたのか」
「・・・してないよ。でも・・・あいつは、ダメだ」
「どうして」

・・・だって、あいつ。チャンミンがかわいいって、言うんだ。
だから、もう。俺にはユノヒョンしかいないんだ。

多分、きっと。調子がいいときのテミンが、何気なく聞くふりをして。
否定すればしたで面倒なことになるから、軽く返事をしたに過ぎない。
それすらも、テミンにすれば。

今すぐ、誤解を解いてやる。ミノに連絡を取ろうとすると。
いやだ。俺の携帯を、壁に投げつける。

テミン。その腕を掴んで、押さえつけようとすると。
うれしそうに笑う。
ねえ、ユノヒョン。いつもそうやって僕を縛り付けてよ。
僕のほうが、絶対いいに決まってる。だから・・・ね?

俺の携帯が鳴る。壊れてはいなかったらしい。
テミンを捕まえたまま、電話に出ると。

「ユノヒョン? テミンは・・・」
「ああ、今、ここにいる」
「わかりました、すぐ迎えに行きます」
「頼む」
「来るな!」
それまで黙って聞いていたテミンが、急に大声を上げる。
お前は、チャンミンのことが可愛いんだろう? 僕のことなんか、どうだっていいんだ。
もう、二度と会わない。言いながら泣きそうになるテミンを、抱きしめて。

話を聞け、テミン。ミノは、お前のほうが可愛いんだ。
お前が、わざとミノに、チャンミンを可愛いと言わせたんだろう?
チャンミンを攻撃する言い訳を、作るために。

違う。違う違う違う! 駄々っ子のように、何度も。
違う、本当にそうなんだ、ミノヒョンは僕よりチャンミンのほうが。しつこく繰り返す。
ユノヒョンだって。あいつのせいだ。あいつさえ、現れなければ。

すぐ近くまで来ていたミノが、部屋に入ってきて。
泣きわめくテミンを見て、悲しげな顔を、する。
「・・・テミン」
ミノに名前を呼ばれて、ようやくミノへ目線をやった、テミンは。
俺に、ギュッとしがみつく。

テミン。僕が愛しているのは、テミンだよ。チャンミンじゃない。
テミンを傷つけたのなら、謝る。・・・だから。

おいで。もう、傷つかなくていいんだ。
これ以上、自分のことも、誰のことも傷つけないでくれ。


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Re: No title

チャミ1011 さま、いつもありがとうございます

チャミの涙、私は見たいです・・・!
泣かせたい・・・w
所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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