Apprenti 130

周りは気にしないことかも、知れませんが。
聞いてしまった以上、無視するわけにもいきませんから。

上に報告しましょうか? 僕はあなたのことをとても気に入っていますが。
あなたが、誰かに夢中になるのを、見るのは。
・・・あまり、いい気はしない。
呼び出されまた、カラムに会いに行く。
さすがに昨日の今日で寝るわけにも行かない。多分、あいつも。
そんな用件じゃないはずだ。

わかってはいたものの、実際に言われると。
少し厄介だ。

「リョウクから、聞いたのか」
「・・・どうして、それを?」
「チャンミンが、俺とお前が会うのを、リョウクから聞いたと。
 だから、はっきり言ったらしいな」
俺の言葉に、カラムは笑う。さすがにこればかりは、俺も笑うしかない。

あいつが言ったことは、本当だ。俺は、あいつと別れる気はない。
公私混同はしないが、店を辞めさせるつもりもない。
あの店で働くことは、チャンミンの夢だからだ。
俺があの店から離れる。誰か他の人間に、店を任せるから、あのまま置いてやって欲しい。

俺の言葉に、カラムは眉をひそめる。
「そこまでして、彼を守りたいのですか?」
「・・・言ったろ。あいつの言ったことは本当だと。
 惚れてんだ。・・・それ以外に方法があるか」
呆れたようにため息をつく。
「彼があなたにとって何のプラスになるんです? マイナスにしかならないじゃないですか」
現に、今だって。彼はあなたの足を引っ張ろうとしている。
自分さえいなければと思うことはないんですかね、彼は。珍しく、カラムが声を荒げる。

「どうした。お前らしくもない」
はっとして、俺を見つめ返す。顔をこわばらせて。
「僕自身、よくわかりません。これほどあなたに対して執着しているとは、思いもよりませんでした」
俺の頬に、手をかける。
一瞬、あいつと錯覚、する。
「どうして、でしょうね。僕のほうが先に、あなたにこうして触れていたのに」
「さあ・・・な」
「たくさんの女と、男を抱いてきたのでしょう? 彼が特別になる理由は、なんですか?」
「それがわかれば苦労はしない」

答えになっていない答えに、カラムははじけるように笑って。
まあ、いいでしょう。吹っ切るようにつぶやく。

自分が足枷になるとも知らず、愛されている彼は幸せですね。
いかにあなたがあの店のオーナーとはいえ、お父様の反対を押し切って立ち上げた事業なんでしょう?
最終的な決定権を持つのは、あなたのお父様ですから、僕からの進言をみすみす無にはしないでしょう。

楽しいですね、愛し合うふたりが引き裂かれるのを見るのは。
俺を、抱きしめて。

こんなに、あなたがいとおしいとは。・・・憎らしいとは、思いませんでした。
他県にも、店舗はたくさんあるのですから。
いっそ距離があったほうが、燃え上がるんじゃないですか?


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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

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mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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