Blood Moon

お疲れ様でした。・・・ああ、お疲れ様。
忙しいですね。・・・ああ、忙しい。お前は?
楽しんできましたよ、遊園地行きましたし。・・そうか。
ヒョン、ああいうの乗れないでしょ? ・・・どうかな。

忙しいながらも、僕たちはよく月を見ている。
ヒョン、見てる? 電話越し、ヒョンに声をかける。
ああ、見てるよ。ずっとは見ていられないけどな。

電話を、切って。
僕はまたひとり月を見上げる。

すごく力を入れてる仕事だから、邪魔はできない。
会いに行きたいけど、僕がいると、俳優ではないユノに、なってしまいそうだから。
なるべく行かないようにしてる。
多分ヒョンも同じで、帰れる時間があっても。
友達のところへ行くのは、きっとそういうこと。俳優のままでいたいんだ。

僕が、二人の仕事をしながら、映画の仕事をしていたとき。
役作りに苦しんでいたのを、知っているから。
それもあるのかもしれない。賢明な判断だと思う。
よほどのことがない限り、俳優の仕事をしているときは、俳優のままでいたほうがいいからだ。

今回の役柄は、本来のユノの性格がそのまま生きてる。
ともすれば、明るくおおらかな、かわいらしい人柄がクローズアップされがちだけど。
本当のヒョンは、あんな感じ。すごくストイックで、大して笑いもしないような人。
ただ、この人と決めたら一途に愛や忠義を貫き通す人。
だからこそ、はまるんだ。役者としての評判も、上々だしね。

今も頑張ってるだろうな。思いながら空を見上げる。
この月も、あなたを照らしているよね。見えなくなっても。

そろそろ、赤い月が降る。あなたに、力を届けに。

赤い月になったよ。メールしたら。
今度は、ヒョンから電話かかってきて。

「・・・もしもし?」
「今、大丈夫なの?」
「・・・ああ、大丈夫だ」

わずかな沈黙。空を見上げて。
赤い月。綺麗だな。会いたいな。

ふと、窓の下を見ると。見慣れた車が通ったような。
気が、する。
「今、大丈夫なの?」
「・・・ん、もう少し」
「・・・え?」

ドアが開く。間に合ったぁ。ドタドタと聞こえる、足音。
窓際にソファ置いて、座ってた僕を見て。
少し首を傾けて、笑う。思わず、立ち上がって。

引き寄せる。ソファに、一緒に座って。
月を見て、口付けをして。
月を見て、微笑み合う。

ねえ、ずっと。
一緒にいようね。



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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

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いやぁーーん(T_T)

このお話…………泣けます(T-T)
すごく、感動しちゃいました。
ふわぁ………ほんと、素敵なお話ですね♪
ありがとうございます(感涙)
はぁ……素敵や…………☆☆

こんばんわ

月の不思議が 2人を包んでいます様に ♡
素敵なお話し、ありがとうございます ♡

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所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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