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Apprenti 155

その日はなぜかガンウさんだけ先に帰ってきた。
「おかえりなさい。ユノヒョンは?」
「じき戻ります。夕飯の支度をしましょう」
「は・・・い」

いつもならガンウさんだけ先に帰ることはないのに。
いぶかしく思いながらもご飯の支度をする。

やっぱり、遅い。もうすぐご飯も出来上がるのに、まだ帰らないなんて。
不安げな僕に気付いてか、ガンウさんが言う。
「不安にさせてはいけないと思って言いませんでしたが・・・今、ミノさんとテミンさんが来ているんです」
「え?」
「近くの店で話をしています。電話してみますか?」
まさか、もう。邪魔されることはないと思っていたのに。
でも、家に真っ直ぐ連れて帰ってこないだけましだと思うしかない。テミンさんのことだ、無理やりにでも家にきそうだし。
「本当にすみません、ユンホさんも、チャンミンさんの耳には入れたくなかったようなので」
「いえ、隠し事されるより、言ってもらった方がうれしいです。・・・ありがとうございます」
「もう少し早く帰るつもりでしたが・・・。電話、しますね」
「待ってください」
スマホを操作しようとするガンウさんの手を止める。

ガンウさんはまっすぐに僕を見つめて。
「本当にいいんですか、このままで」
「だって」
「差し出がましいことだとは思いましたが、ユンホさんにはテミンさんを期待させてはいけないと忠告しました。
 今ここにこうしているのも、テミンさんが影響していることはわかっています」
ガンウさんは大きなため息をつく。
「ご兄弟だから、無下にできないのは承知の上です。それでももう少し考えてもらわないと。
 僕はテミンさんの友人でもあります」
「え?」
テミンさんの友達だったなんて、知らなかった。もしかしたら、ガンウさん。
・・・スパイ、なの?
「ああ、でも友人を介しての友人です。普段はとてもいい人で、僕は彼の様子がおかしいときを見たことがありません。
 ご病気だとは聞いているのですが」
「病気、ですか」
「はい。ただ・・・、どちらかといえば病気を盾にユンホさんを束縛しようとしているようにしか思えません。
 だからこそ、こうしてユンホさんとの現実的な距離を離したのだとは思いますが」
「今日は、どうして・・・会いに来たんです?」

ガンウさんの表情が曇る。
「ミンホさんから連絡があったそうなんです、ユンホさんに。
 テミンさんが会いに行きたいといって聞かないので、時間を作ってくれと頼まれたと。
 いつもより少し早く帰れましたから、1時間程度ならいいかと思っていたのですが・・・甘かったようですね」

どうしますか? ガンウさんが僕を見つめる。
テミンさんに会いたくないなら、僕が迎えに行きます。ユンホさんを。
チャンミンさんがはっきりと線を引きたいのなら、一緒に迎えに行きましょう。



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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

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mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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