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Apprenti 161

ガンウさんをかわいがるのはわからないでもない。
前みたいな他人行儀なふたりなら、心配なんかしなかったのに。

急にユノヒョンに心を許したように見えるガンウさんは。
その背の低さもあいまって、ユノヒョンに甘えているように見える。

甘えたら、その気になって。
いっぱい抱いてくれたけど、僕はまだ満足できない。
体がどれだけ満たされても、心がいっぱいにならないんだ。
ユノヒョンは、寝息を立ててる。

ガンウさんとふたりきりになる機会なんてそう、ない。だから聞きたくても聞けない。
ユノヒョンのことどう思ってますか? なんて。
聞いたほうがいいのかな。朝、部屋を早めに出ていこうとすると。
ユノヒョンに抱きすくめられる。
「もう、起きないと」
「そうだな」
ひとり先に起きて、ガンウさんに挨拶に行く。
「おはようございます。ユンホさんはまだおやすみですか?」
「い、いえ、あの・・・起きてます」
「そうですか。食事ができたら呼びに行きましょう」
あくまでも爽やかなガンウさん。今までだったら、ちょっとだけ冷たくて。
誰も近寄らせないような雰囲気があったのに。
「あの・・・」
「はい」
「ユノヒョンと、何かあったんですか?」
「・・・何か、と言いますと?」
「ユノヒョンに対して、何か・・・特別の感情がある、とか」
「んー・・・そうですねえ」
ガンウさんは上のほうを向きながら、ちょっとだけ微笑む。
そのかおがとても、かわいらしくて。

ピリッと、危険を感じる。ガンウさんがそばにいたら、もしかしたら。
ユノヒョンは、ガンウさんを好きになっちゃうかもしれない。
僕とユノヒョンのこと、ガンウさんは知ってると思うけど、もしかしたらそういう関係だって思ってないかもしれないから。
はっきり言っておいたほうが、いいかも。

意を決して、息を吸い込んで。
ガンウさんに話しかけようとしたら、スリッパの音。ユノヒョンが起きてきた。
「ああ・・・いらっしゃいましたね」
ガンウさんが僕を見て笑う。おはようございます。ユノヒョンを真っ直ぐ見つめて、あいさつして。
おはよう、ガンウ。とてもいい笑顔を返すユノヒョンを見ていると。

やっぱり僕の勘は当たってるんじゃないかな。
ガンウさんとユノヒョンの間には、確実に何かがあった。
どっちから聞き出せばいい? ガンウさんもユノヒョンもそんなこと言いそうにない。
お前の考えすぎだよって、きっと言うに決まってる。

「あのっ・・・」
ふたり同時に聞けばいいんだと、ご飯のときに思った。
「おふたりには、何かあったんですか?」
ふたりは顔を見合わせる。
「・・・なにも」
「ありませんよ」
返事の仕方まで息が合ってる・・・。
「だって、なんか」
「ああ、それは」
「言っただろ。前より少し、ガンウが心を開いてくれた」
ガンウさんが言う前に、ユノヒョンが言葉を繋ぐ。

ガンウさんがそっと箸を置いた。
「チャンミンさん、今夜お時間ありますか?」
「え? あ・・・、はい」
「ユンホさん、チャンミンさんをお借りしてもよろしいですか?」
「ああ」

ふたりで話しましょうか、何か誤解されているみたいだから。
ガンウさんが寂しそうに笑った。

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テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

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所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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