FC2ブログ

Adieu 07

それからも、ユノヒョンは何かにつけ僕と親しくなろうと、食事や買い物に誘ってくれた。
姉さんが恥ずかしがるほどわがままを言い、傍若無人に振舞っても。
ユノヒョンは笑って受け入れてくれた。

その懐の深さが余計癪に障って。
もう、会いたくないと姉さんに訴えた。

「どうして? あなたのわがままをあんなに許してくれる人、他にはいないわよ」
「異常だよ。姉さんに気に入られようと必死なんだね、ご愁傷様」
「チャンミン、あなたなんてことを。・・・ユノはそんな人じゃないわ」
「あれだけかっこいい人でも、姉さんほどの美人はなかなか捕まえられないからね。気持ちはわからなくもないよ」
「チャンミン!」
本気で怒っている姉さんは、姉弟とはいえ本当に綺麗で見惚れてしまう。
僕の顔を見てハッとしたような表情をして、姉さんは僕を抱き寄せた。
「ごめんなさい。いつも、私の都合ばかりで、あなたを振り回して」
「そんなこと思ってない」
「でもね、チャンミン。私はお父さんとお母さんを喜ばせてあげたいの。だから、結婚しようと思ったの。
 最後のわがままだと思って・・・あの人を受け入れてほしいの」

姉さんの頼みなら、何でも聞いてきた。いやな振りをしても、僕は。
姉さんから甘えられるのが、頼られるのが好きだったから。

だけど、あの人に関してだけは譲れない。譲りたくない。
姉さんはきっと、姉さんが他の男に奪われるのがいやなんだろうと。
思っているんだろう。シスコンだからね、僕は。
「できる、限り・・・頑張るよ」

舌の根も乾かぬうちに、僕は。
食事に行こうと誘ってきたユノヒョンを無視した。玄関先に来ているのに、家に入れずに。
ユノヒョンは僕が風呂にでも入っているんだろうと、いいように解釈したらしい。
何度か玄関先で僕を呼んで、携帯を鳴らして、出ないとなると。
「支度ができたら呼んで」とメッセージを残して、電話を切った。

1時間くらい放置したか、もういないだろうと。
覗き穴から外を見る。誰もいないらしい。ユノヒョンの番号を押した。
すると。

玄関先で音が聞こえる。でも、ユノヒョンは出ない。
驚いて扉を開けると。
「ユノ、ヒョン」
苦しそうに息をしながら座り込んでいるユノヒョンが、いた。


関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

コメントの投稿

非公開コメント

所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

Twitterボタン
Twitterブログパーツ

From Maroulina
2015ca-200-1.gif

kio-frau2015-2-side-1.gif

frau2-200.jpg

kio-4.jpg

frau17-200.jpg

frau16-200.jpg

更新履歴
コメント感謝です^^
kio-1a.jpg
所属事務所
月別アーカイブ
リンク
密談用

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
★鍵はずしたい?

この人とブロともになる

携帯用
QR