Adieu 32

あのときは。姉さんとふたり、女の子の格好をして歩いてた。
姉さんがポテトを食べたいと言い出して、列に並んだ。僕も一緒に並んでいたんだけど。
近くに風船を配り歩くピエロがいた。風船をふたつもらって、1つを姉さんにあげた。
退屈していた僕は、風船を低い位置で手放してまた掴むという遊びを繰り返していた。
何度もそれをして、今度もつかめると思ったら。
僕より小さい子にぶつかられて、よろけて。
「あ!」
風船はそのまま飛んでいってしまった。

待って。スカートがふわふわして、恥ずかしい。
女の子の格好をしているときは、姉さんに合わせてゆっくり行動するから、スカートがちょっと揺れるくらいで可愛いと思ってたのに。
走ると、スースーする。でも急がないと、風船が遠くにいっちゃう。
チャンミン。後ろで姉さんらしき声が聞こえたけど。
僕は構わずに風船を追いかけて走り続けていた。

記憶の通りに、歩いてみる。多分、このあたり。
あの木は、僕が重ねたのと同じ年月を刻んでいるのだろう。
とても大きく育っている。

待って、待ってと言いながら風船を追いかけていた僕に気付いていたらしい少年が。
僕の赤い風船がひっかかった木に登って、風船を慎重に取り外してくれていた。
バランスを崩しながらも、一生懸命風船をとって、僕の前に下りてきて。
「はい、どうぞ。お姫様」
お兄ちゃんの顔は・・・見えない。

そして追いかけっこをしていたらしいお兄ちゃんに連れられて。
僕は、風船をもったまま遊園地の中でかくれんぼをすることに、なる。

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mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
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