FC2ブログ

Flower storm

今日は、仕事の予定だったんだけど。
予想を超える悪天候で、交通機関がストップ。

移動もままならないってことで、予期せぬ休み。
朝から、何の予定もなく、ふたり。

「ねえ」

「・・・ん?」

「何、食べたい?」

とりあえず支度はしないといけないから。
ふたりとも、早く起きちゃって。

昨夜の余韻を味わう暇も、なく、って。
いつも、そうだけどね。

君は、まっすぐな笑顔で僕を見つめる。


そんなふうに、さ。
何、食べたいとか。

聞かなくても、分かるでしょ。
・・・教えないけど。

「うん。なんでもいいよ」

「買い物もいけないからぁ、あるものでしか、作れないけど」

「・・・チャンミンが作るものなら、なんでもいい」

言うと。
照れくさそうに、微笑む。

「たまには・・・、手伝って、ください」

「はい」


君に言われるままに、食事の手伝い。
まあ、野菜を洗うとか、その程度。
僕だって、できるんだけどね。
君が、させてくれない。

僕より君の方が飲み込みが早いし、器用だしセンスいいけど。
僕だってできないわけじゃないんだよ。

でも君はそうして、僕の活躍の場を奪って、
君なしでは生きられないように、仕向けてる。
・・・気がする。

もう邪魔者扱いされて、座ってて! って言われて。
おとなしく、君の背中を見つめてる。

横向いたときの、顎から首筋のラインとか。
いちいち何かを手にするときの、しなやかな指とか。

思わずガン見して、「なんですか、お?」って言われても。
君が綺麗過ぎるから、しょうがない。


見つめるな、とか。

「お?」

後ろから、その細い腰に手を回して抱きつく。

こうするな、とか。

「ちょっ・・・、ヒョン!」

首筋に、舌を這わせる。

「だっ、めですよ、今、ごはん・・・!」

「作ってて」

無理に決まってる。
存在自体が、誘ってるのに。

甲斐甲斐しく、ご飯なんか作ってくれる姿を。
いつも、じっくり見つめる暇なんて、ないから。
僕は君に感謝するのを、つい忘れてしまう。

こうしていつも君は僕に、毎日愛を注いでくれているから。
その姿さえ、愛しくて欲しくて、たまらない。

首筋に、キスしながら。
ボタンを、はずしてく。

そんな僕に、焦りながらも君は、
しっかりスープの準備を整えて。

おいたをする僕を、目でたしなめる。

ボタンをすべてはずして、胸へ伸びる僕の手を。
君の指がしっかり、捕まえて。

「・・・ちょっと、待っててください」

「やーだ」

言う僕に、また向き直って。

「とりあえず、煮込んでから」

その、「とりあえず」の言い方がかわいくて、また、笑う。
抱きしめる。

「だから・・・ったく、もう!」

僕を見つめる。
素直じゃない、瞳。

自分だって、欲しいくせに。
・・・潤んでる。

いつものあの、キスの前の、泣き出しそうに切なく、
潤んだ目で。

僕を見つめて、キスをせがむ唇。
そっと、奪う。

2度、3度と繰り返してから、君は。
やっぱり性格上、やると決めたことはやる、男で。

「ちょっと、中火に、するからぁ」

僕の唇に、人差し指を当てて、おあずけ。
なんか、おもしろい。

火加減がすんだら、君は。
おあずけしたくせに、自分から、僕の唇を貪る。

冷たくしておきながら、こうして。
必死に僕を求める君が、好きだ。

目を、見ると。
かわいく、ゆがむから。

何してたって、ダメ。
欲しいものは、欲しい。

「わっ!」

キッチンに、その体を押し付けて。
ズボンを脱がす。

「なっ・・・、ダメ・・・って!」

うそつき。
欲しい・・・くせに。

「・・・ん・・・・っ!」


いつでも。
どこにいても。
何をしていても。

目の前に君がいれば、僕はいつも、こうしたくなる。
つないで、つながれて、存在を味わって。
ひとつになりたい。


片手でその腰を抱いて。
片手で君を包んで。
快感に震える声と、痙攣する体をいとおしむ。

「も・・・、ヒョン、ダメ・・・ってば」

「まだ、でしょ」

「ダメ、です・・・っ」

「スープ、できてない」

「そ、んなっ、いつまで・・・!」

あぁ、と君は切ない声をあげて、観念する。

僕に揺られて、立っていられない君は。
シンクをぎゅっと握って、動きに耐える。

固く握られた指が、ステンレスでこすれて、
ぎゅっ、ぎゅっと音を立てるたび。

君の甘い吐息が、耳に心地いい。

「や、めて・・・っ」

「・・・やだ」


止められるはず、ないだろ?
一番おいしい、デザート。

いつでも僕のためだけに存在する、君。


その、体を。

「汚しちゃう・・・っ、こんな、とこ」

味わって、しゃぶりつくす。

「いいよ、拭けば」

苦しそうな吐息も、僕を煽る言葉にしか、聞こえない。

「そおいう・・・問題じゃ・・・、あっ!」

奥まで、突き上げて。
君の動きを止める。

スープがいい具合に、煮えてきて。
きっと君は、こんなときでも、そういうの、気にするから。

もったいないけどそろそろ、いかせてあげる。



君が呼吸を忘れるくらいに、激しく、腰を打ち付けて。
その蒸気と同じくらい、熱い息を繰り返して。

好き。好き。好き。
チャンミン、大好き。好き。

動物みたいだって、思うことがあるんだ。
君といると僕は、欲情してばかり。
人間じゃ、ないみたい。

でもね、それは。
君が美しいから。
僕は、君とこうして繋がることができなかったとしても。
きっと、すごく、好きだから。

「いいんだ」

「・・・え?」

「チャンミンが、いいの」

耳元で、ささやくと。
君はその身を震わす。

「ユ、ノ」

絞り出すような声に。
感じる。

もうその先まで、行こうよ。
・・・一緒に。

切れ切れの吐息、その最中。

「僕も・・・、ユノが、いい・・・っ」


心臓から。
細部まで、僕を動かす血液が、送り出される。

君の言葉に僕は、あからさまに反応する。

その中に、注ぎ込んで。
君はこんな場所で、こうしたことを、ちょっとだけ、気にしてる。

背中で息をして。その背に抱きついて。
苦しい呼吸さえ一緒だから、思わず、笑っちゃう。


「な、んで」

「ん?」

「笑う、の」

「・・・だって」

一緒だよ。ささやくと。
いつもそう。君は言う。

だって、いつも一緒。
起きるのも、眠るのも、ご飯だって、仕事だって。
ふたりで、愛し合うのも。たどり着くタイミングも。

一緒だから。


・・・ね。


神経質な君は、その手先をしっかり拭いてから、火を落とす。
もう、すぐ食べたいのに。シャワー、浴びなくちゃ。
独り言みたいに、つぶやくから。


このまま食べても、いいよ?
なに、言ってんのっ?



窓の外は、嵐。
激しい風と、叩きつけるような、雨。

ねえ、桜、大丈夫かな?
まだ、満開じゃないから、大丈夫だよ。
そうかな? だと、いいけど。お花見したい。
お花見?
うん。
ビール飲みたいだけでしょ。
・・・うん。

桜。好き。
僕とどっちが好き?
うーん・・・、ビール!

えええー! 何その選択肢。
当たり前じゃないですか、ユノは選択肢に含まれません。
なんで?
だって、あなたは僕の付属品ですから。

いて当たり前。あって当たり前。僕の一部です。
選ぶ必要なんか、ない。


なんで急にそんな風になるのか、わかんないけど。
さっきまで喘いでた君じゃ、ないみたい。


・・・ちょっとさあ。素に戻るの早くない?
そんなことないですよ。いつもこうです。
うそばっか。さっきはさ・・・。
うるさいですね! 早く、シャワー行きますよ。
・・・はあーい。


先に行っちゃう君の背中を見送って。
僕は窓際に立つ。

ようやく色づいてきた桜並木が、遠くに見える。


花嵐。
おかげで、僕は朝から、君を味わえた。


今日は一日中、離さないから。
離れないから。


その、かわいい顔で。
かわいい、声で。

僕をもっと、楽しませて。
僕の腕の中で、もっと・・・開いて。



その美しい、君の、すべてを。





関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 東方神起
ジャンル : アイドル・芸能

コメントの投稿

非公開コメント

なんか泣けた…

思わぬ春の嵐が二人に甘くゆったりした時間をくれたのですね(*^^*)

ちょっとリアルにこんな会話してそーに思えちゃって…泣けた( ; ; )
いつも二人が幸せでありますように。

本当に二人が日本の桜を愛でてくれたらいいなぁ。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: なんか泣けた…

りんぴょん さま、いつもありがとうございます!

おお・・・!なんと素晴らしいご感想・・・!
毎度のエロネタですみません。

ピーク過ぎたら恥ずかしいのか冷めるのかw
突然素に戻る最強様ww

今年は桜が遅れていますし、ドームあたりにもまだ
咲いているといいですね~!

ではでは、いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!

限られた時間って、大切!

やっっっと!!
お話、いろいろと追いついてきました~☆
楽しませていただいています。
いつもありがとうございます。

今日の天候はすごかったですね・・・
私も、こんな悪天候の中、日本にいるふたりはどうしてるんだろうって考えました。
・・・こんな素敵な妄想はできなかったですけど。。。

もしお仕事があって、悪天候で思うように進まなかったとしても・・・
こうやってふたりがお互いを思いあって、愛し合える時間が持ててたらいいですよね!

日本でのあま~い蜜月・・・次はバンコクでしたっけ?
バンコクでもつやつやぴかぴかきらきら笑顔のふたりが見られることを願って☆☆

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: ごちそうさまです❤

M○○さま、いつもありがとうございます!

青森の奇跡はあれ以来ないんですよね・・・w
おもしろいですね、何があったのか・・・。幻ですわ、きっと。

たしかに雑記となると、あれですね、私信が多いので。
意外とコメント返しって語りの場になってしまうため、
作品では言えなかったことを言ってしまうので、穴場かもしれませんw

時々言い過ぎた!ってこともありますw

M○○さまのおかげで、トータルあがってますよ~!
私のサイトのつくりが、続いていないってのが大変見づらいんですが
これはどうにも・・・どう直したらいいんだかww

その他メールしちゃいます☆ ほほほ。
では、いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!

Re: 限られた時間って、大切!

rumyuu さま、いつもありがとうございます。
毎度の鬼更新で読む側は大変だと思います。
適当にはしょっていただいても多分流れ的には進んでません。
エロネタが減るだけですのでご安心をww

今日本にいて、また海外行くんですかね?
すんごいハードですねえ・・・!

私は今日のこの天気で、首都圏も大変だったといううわさを
ちらほら聞いたとき(会社ではその辺の情報あまりチェックできず)
これはもう、大事な体ですし仕事休みですね、と
まあ多分車移動とかでふつうに仕事してるんでしょうけど、
勝手に休みにしてあげました・・・w

もっとだらだらまったり朝昼晩で書きたかったんですが
同じことの繰り返し・・・! になるので朝だけ。
まあ、朝からすごいだろ、って感じですけどww

そんなかんじで毎度腐っててすみません。
最近ラクなので甘甘だけでもいいかと思えてきました。
だめですね・・・私の使命はチャミを泣かすことですよ・・・!
頑張ろう・・・!

というわけで、いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!

Re: タイトルなし

MW○○さま、いつもありがとうございます!

中火はw
自分でも、火加減大事だなと思っていれてみました。

キッチンでなんたらというシチュエーションではやっぱり
何もしてないのにどうこう、は面白くないですもんね、
料理中だからこそ、手がふさがってますからね、いろいろしたい放題w

とかなんとか、朝からナニをかいとるんだというわけで
その他メールします!

いつもありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

Twitterボタン
Twitterブログパーツ

From Maroulina
2015ca-200-1.gif

kio-frau2015-2-side-1.gif

frau2-200.jpg

kio-4.jpg

frau17-200.jpg

frau16-200.jpg

更新履歴
コメント感謝です^^
kio-1a.jpg
所属事務所
月別アーカイブ
リンク
密談用

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
★鍵はずしたい?

この人とブロともになる

携帯用
QR