cobalt violet

思い出をたくさん積み重ねて、未来を思い描いて。
不安もあるけど、前を向いていこう。そう思えるように、自分を律していく。
心の休まる友達と、年相応の楽しい時間を過ごして、来るべき日に備える。

誰かに抱きしめられると、本当に落ち着くんだ。
やっぱり抱きしめるより抱きしめられるほうが好きで。
本当は誰よりお前に。
でも、お前とは一緒にいすぎるから。
お前がきっと、疲れてしまうんだよな。

そばにいたくても、プライベートの邪魔はしないよ。
俺といると、すべてが仕事みたいに感じるんだろ?
お前は生真面目なところがあるから、できるだけ離れてる。
そのほうが。

・・・そのほうが。

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たくさんの時間を、思い出を重ねてきて。
それでもまだ続く毎日をお前はどう思ってる?
離れてもお互いが吸収したものを二人で出せあえるならそれでいいのかな。
俺はできることなら同じ景色を同じ位置から見たい。

赤い海のように。

・・・我儘、かな。
・・・贅沢かな。

マンションのエントランス。偶然、同じタイミングで。
エレベーターにたどり着く。偶然は小宇宙。
離れていても、同じ宇宙(そら)でつながっている。
心の中にある宇宙で一緒に浮かんでる。

「おかえり」
「ただいま」
チャンミンはそう答えてから、どこかぶっきらぼうに俺に言う。
「・・・おかえり」
エレベーターに乗り込む。俺はまだお前に帰らない。
お前の不機嫌の理由がわからないから。
「楽しかった?」
「ええ、まあ」
「・・・なんで機嫌悪いの?」
「・・・さあ」

エレベーターが止まる。お前の後について。
歩いてく。俺の好きなコート。すらりとしたお前に、よく似合う。

鍵を開け、部屋に入る。チャンミンは。
珍しく無造作にバッグを放り投げた。よほど機嫌が悪いらしい。
「どうかしたのか?」
チャンミンはムッとして振り向く。
「ああ。覚えがないときましたか」
「・・・覚えがない?」
「ええ。・・・ですよね、別にあなたにとっちゃどうでもいいことだ」
「・・・なんのことだ」

スマホを見せられる。ああ、ホジュニヒョンと。
写真。・・・これが、どうかしたのか?
意味が分からなくて、チャンミンを見つめると。
しょうがない人ですね。ため息をつきながら。
口付ける。唇が離れると、そのふくれっつらはツンツンしはじめた。

なんですか、人前であんなにベタベタして。人目に付かないところなら好きにすればいいですよ。
でも、たくさん人がいたんでしょう? あなただと知られて写真まで撮られるなんて。
なにをやってるんですか。

お前だってと言いたかったけれど。
やめとく。・・・口では勝てそうにない。
そうだな、ごめんな。なんで謝らなければならないんだろうと思いつつ、謝ってみる。

靴だって。いつもちゃんとそろえて脱いでくださいって言ってるのに。・・・え? ああ、ごめん。
お酒だって、あんなに赤くなるほど飲むことなんてないでしょう? ・・・打ち上げの時くらいかなあ。・・・ごめん。
あんなにうれしそうに、幸せそうにされたら。・・・それはお前もそうだよ? 友達といたら楽しそうじゃんか。
チャンミンは顔を背けたまま部屋から出ていく。

わからない。俺は別に、お前が楽しそうにしてたって何も言わないのに。
なんでだろう。そのくせ誘ってもきやしない。
まあ、いいか。面倒になって。
少し横になる。ソファの上、お前が巻いていた薄紫のストール。少し青みがかった。

首に巻いてみた。こんなんでいいかなあ。
チャンミン、ああなるとしばらく直んないんだよな。
夢うつつ、目を開けると。
目の前にチャンミンがいて。

「風邪、ひきますよ」
打って変わって慈愛のまなざし。どうしたんだろう。
起き上がると、チャンミンは笑って。
「聞いてなかった。ただいま、は?」
「ああ。・・・ただいま」
「どうして言わなかったんです?」
「お前が、怒ってたから」
言うと、チャンミンは呆れたように笑って。
「はい、怒ってました。でも、もう、いいです」

ふわりと、俺を抱きしめて。
見せつけてやれないのが悔しい、とつぶやく。
なんのこと? 問いかける俺に。

なんでもない。子供みたいに笑う。

俺さ、時々思うんだ。俺はお前の中に、きっといるんだなって。
お前が俺の真ん中にいつもいるように。
どこにいても、何をしていても。
心は離れない。大きな宇宙の中のひとつ。

お前の宇宙ならきっと。
cobalt violet。美しい紫。毒性のある。

もうとっくに、やられてるけど、な。









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画像はまろり~なさんのところからお借りしたのであります!
スマホサイトのデザイン全般おまかせのまろり~なさま
いつもありがとうございます。

2種類の画像があって、こちらの色味のほうが好きで
色のイメージから紫、イコールチャンミン、でカラーチャートから色を選択。
もっと淡い感じの紫だけどこの響きが好きです。

ネプチューン、ってのも考えたんですけどね。
いまいちはまりきらんかった。

ホジュンさんとのラブラブボウリングデート&バックハグで
動揺するみなさまのために・・・!

ちなみにわたくし、ユノが幸せならもうなんでもいいユノペンですw
前はいやだったけどー
もういいの・・・ユノが幸せならそれで・・・!

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くうう

mizutamaさま♡こんばんは。

はーいヾ(。´囗`)ノ超動揺して、このお話に癒されたユノペンです…。

早く私もユノが幸せなら何でもいいユノペンの域に到達したい…!

きおさまが分家で書かれていましたように誰のものにもならないみんなのユノでいてくれないんですかね…。


ちょっと滝に打たれてきますww

ねえさん・・・・・・・( ;∀;)
これ、こんな感じ!!
ありがとうごじゃいます・・!!

私もその域に到達したいであります(*ToT)

私も(笑)

ユノが幸せなら良いのーー
無償の愛なの。
思うように生きて欲しいだけなのーー!

壁紙。ありがとう!
素敵な二人でした。
チャンミンが特に(笑)

Re: 私も(笑)

まろさん、いつもありがとうございます

ですよね! 私も同じです。
ユノが幸せならいいです。あの人には幸せでいてほしい。
チャンミンが特に素敵だったとは・・・w
隠れチャミペンでは・・・w
所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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