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Ishtar 50

目覚めたユノは時計を見て絶句した。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
隣で眠る僕を見て、一瞬眉を顰める。そんな顔をさせているのが僕だとしたら。
正直、傷つかないわけじゃなかった。でも、どれだけ悪者になってもいい。
あなたから余計なものを排除したい。

「マネージャーさんが迎えに来ます。すぐ支度してください」
「お前・・・どうして」
「テヨンさんから電話がありました。ユノは眠っていると言っておきましたよ」
僕の言葉に、ユノは深いため息をつく。
「ああ、それから。いい加減はっきりさせていただけませんか」
「・・・何をだ」
「テヨンさんが・・・、あなたとテヨンさんがお互いを必要としているとおっしゃってました。
それは本当ですか? 僕より、テヨンさんが必要なんですか? ・・・ユノ」
「何度も同じことを言わせるな。お前とテヨンさんは違う」
「言い訳はやめてください。僕には、あなたみたいな存在はあなた一人しかいない。
これからもそういう関係を続ける気なら、僕にも考えがあります」
「考え?」
まだ眠そうな顔をするユノを見つめて。
本気だ。僕にだって意地はある。

「・・・ええ。僕だけを選ばないなら、この家を出ていきます。それでもいいなら。
あの人との関係を続ければいい。・・・どう、しますか?」

自分から離れていくことなどないと思っているんだろう? 僕だってそう思っていた。
でも、それじゃダメなんだ。もしあなたが今、僕を選ばなかったとしても。

僕は必ずあなたから折れるよう仕向ける。それだけあなたに心と時間を費やしてきたはずだ。
僕の忠誠を、愛情を、あなたが裏切れるとは、思えない。

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Ishtar 49

「・・・はい。ええ。これ以上出かけたりはしないと思います。
すぐに迎えに来ていただけますか? それまでに準備しておきますから」

眠りこけるあなたを尻目に、マネージャーに電話して。
明日の迎えの予定を早めてもらった。ユノのことだから、会いに行ったあと、自分で行くつもりだったんだろう。
あとは、ユノの携帯にあの人から電話が入ったら、丁重にお断りするまで。

「・・・もしもし?」

電話に出た僕に、彼は驚いていた。
「チャンミンくん・・・か」
「ええ。・・・ユノは眠っています。・・・何か御用ですか?」
「ああ。直接ユノに話すよ。・・・またかけ直す」
「待ってください」

もう、ユノにこれ以上深入りするのはやめていただけませんか。ストレートにそう、言った。
テヨンさんはため息をつく。

「君がユノに恋をしているのと同じだ。僕とユノが付き合うことを君がなぜ反対するんだ」
「申し訳ありませんが、僕はあなたとユノを共有するつもりはありません」
電話越し、テヨンさんが笑ったように感じた。
「僕もそんなつもりはないよ。君との関係は兄弟の延長だと思っている。
そのことと僕のことはまた別の問題だ」

予想以上に、この人はユノに執着している。
奥さんに知られてまでこの関係を続けたい理由はなんなんだ。

「ご家族の気持ちを・・・考えたことがあるんですか」
「君には関係ない」
「関係、あります。ユノは、僕の」
「恋人、か。そうかもしれないな。でも結婚しているわけじゃない。公に認められてもいない。
結婚していても、僕のように仕事上必要な関係なら、許されるべきじゃないのか?
僕は・・・ユノといると安心するんだ。君には見せない弱さを、僕には見せてくれる。
家族には見せられない姿を、ユノには見せられる。お互い必要としてるんだ」

その言葉に。
彼に迫られるあなたが、どこか甘えた目をしていたのを思い出した。
ふたりで話すときの距離の近さ。雰囲気の甘さ。抱かれていたなら。
それが常習的ならなおのこと。

認めません。ユノにはっきりさせてもらいます。僕を選ぶか、あなたを選ぶか。
それまで、お待ちください。

一方的に伝えて、電話を切った。着信履歴と電話番号を、消去、して。




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Ishtar 48

啼かされてひれ伏してメチャクチャに。
抱かれて放置される。いつものあなたに戻ったら、僕は結局従うしかなくて。
・・・いつまでもやられてばかりだと思うなよ。

唇を噛んで、フッと力を抜いて笑う。僕は結局。
あなたしか愛せない。あなたみたいに、誰にでも好きに体を開いて。
そのくせ、僕だけが好きだなんて言える図々しさはないんだ。

愛された体。この疲れを、どうすればいいんだろう。
どれだけ裏切られても、嫌いになんかなれないんだ。
あなたが言うわがままなら、どこまでも受け入れてしまう。
ムチャクチャな論理でも、あなたの思考回路なら仕方ないと思えてしまう。

甘やかすからいけないんだね。シャワーを浴びている、あなたに。
やっぱり、悪戯をしよう。

抱かれて、抱いて、まだ他の男に抱かれに行くつもり?
夢でも見てるんじゃないの? 許せないよ。・・・許さない。

「ユノ」
シャワーを止めて振り向くあなたに。
有無を言わさず抱きついて舌をねじ込む。すぐに仕込んだから。
すぐに効果が出るはず。

ねえユノ、知ってる? 愛は憎しみに変わるんだよ。
ねえユノ、知ってる? 僕がどれだけあなたを愛しているか。

ゴクリとのどを鳴らすあなたを、見て。
笑ってみせる。眉根を寄せた後、あなたは僕の肩を掴んで。
「おま・・・え」
両手を広げる。あなたは僕にゆっくりと倒れこんで。

最近、入眠障害が続いてたみたいですし、ちょうどいいでしょう。
人肌の甘い夢より、悪夢を見ればいい。

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Ishtar 47

家に帰ると、いやに静かで。
まさか、あのまま家を出ることは考えられない。時間だってたいして経っていないはずだ。
ベッドルームに戻ると、さっきまでいたはずの場所にユノがいない。
見覚えのある白い紐らしき物体。・・・なんだ?
「ゆ・・・」
瞬間、背後に気配を感じた。気付いた瞬間、両腕が振り下ろされて。
拘束されたままのユノの腕が、拳が、僕の首を引っ掛け、胸に叩きつけられる。

不意打ちをくらって倒れこむ僕の服を。
まさぐる、ユノの指。いつのまにかテープを外している。
どうやって? 叩きつけられた拳の苦しさに呻きつつ。
そうか、あの紐は。紐じゃない、テープだ。あとをつけまいとゆるめにしたのがいけなかった。
はたと、ユノの手が止まる。持って出たセカンドバッグに目をつけ、鍵を取り出した。

鍵を外し、まだ苦しんでいる僕の上に乗って。
唇の右端をあげて笑う。ヤラれたいのかよ、と。

僕のシャツのボタンを外し、下着を捲り上げて。
自分がつけた拳の赤い痣に口付ける。

僕の胸に、指を滑らせながら。
俺が好きなのはお前だけだよ。お前が好きなのも俺だけだろ?
俺が好きなら。

あんまり面倒なこと、言うなよ。足を開かれて。
一気に突き入れられる。


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Ishtar 46

騒ぐユノを見ているのはおもしろい。普段騒ぐ人じゃないだけに。
声を上げ怒るのは、それだけ本当に腹が立っている証拠だ。
オスでしかないあなたを縛り上げ言うことを聞かせるのは。
きっとあなたが思う以上に興奮するものだよ、ユノ。
「せめて、連絡・・・」
「させません」
「お前、こんな・・・こと、して」
「ええ。殴りたけりゃ殴ればいい。あなたに僕が殴れるなら」
キスしようと顔を近づけると、つながれたまま僕のシャツの襟首を掴む。
めんどうだ。ため息をつきテーピング用のテープを取る。

上にのしかかって体を押さえつけ手を組ませる。
両手の親指をテープでぐるぐる巻きにして。

とにかくひどく屈辱的な目をして僕を睨むユノに。
そそられる。あなたは逆境にいるときも輝いてる。
愛にまみれて輝くときとはまた違う、冥く燃える蝋燭の灯のように。

「どうして・・・ここまで、するんだ」
「自分の行動を省みてください。当然のことをしたまでです」
「チャンミン・・・」
「いつまでも弟でいると思ったら大間違いです。僕はもうあなたの弟じゃない。・・・恋人、だ」
ユノは目を見開く。今知ったわけじゃあるまいに、なんでそんな顔を、する。
失いたくないのはあなただけじゃない。僕だって同じだ。被害者ヅラ、するな。
「出かけてきます。・・・ああ、安心してください。食材を買いにいくだけです」
それじゃ。手を上げると、一気に頭に血が昇ったように。

僕が部屋を出てから、悔しそうな呻き声が聞こえた。

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Ishtar 45

「ずっとこのままでいなよ、ユノ」
「何、言ってるんだ・・・お前」
「僕を裏切るから悪いんだ」
ユノは答えない。実際にそうだ、僕を裏切っているのだから、否定はできない。
「痕が・・・つく」
「そのためにはめたんだよ」
「おかしいだろ、こんな・・・」
「あなたがやってることはおかしくないのかよ」
一度や二度抱いたところで、あなたの罪は消えない。

手錠をしたまま転がして、あなたを仰向けにする。
「やめ、ろよ」
「いい眺めですよ、ユノ。今日はまだ出かける用事もないですよね」
「友達の、ところに」
「あなたの言う友達はあてになりません。また、お店ですか?」
「そうだ」
「店だってあの人との待ち合わせに使った。僕が知らないとでも思ってるんですか?」
「いくら、なんでも。・・・今日はありえないことくらいわかるだろ?」
「他に誰がいるか分からない。信用できませんから、あなたは」
ユノは射るような目で僕を見る。どんな顔をされようが、何を言われようが。
あなたを自由にするつもりはない。僕を裏切ろうとするなら、お望みどおり縛り付けて。

壊して、やる。

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Ishtar 44

疲れたのか、達したまま眠ってしまうあなたを。
見つめて、まどろむことさえできないでいた。

あなたの中で達したのは久しぶりだった。いつもはあなたが僕を抱くから。
あなたは僕を抱きながら、抱かれる楽しみも味わっていたんだね。
僕じゃない、相手と。

考えれば考えるほど腹が立って、眠るどころじゃなかった。
布団を引き剥がしてその体をまた舐めるように見て。

僕はあなたを、あなたの全てを誰にも渡したくない。
その目線や妄想でさえ、僕以外を見たり、考えることを許したくないのに。

怒りは、嫉妬は性欲を刺激する。僕に見せたのと同じ顔を。
もしかしたら、もっと愉悦の顔を浮かべて、あなたは。
抱かれたんだ。考えるだけで気が狂いそうで。
それ以上に乱れたかもしれないと、思うと。

眠るあなたを、そのまま眠らせておくわけにはいかなかった。

うつ伏せに眠るあなたを、そのまま背後から抱く。何度でも。
あなたが俺以外を忘れるまで。
俺以外に抱かれたことを後悔するまで。

後ろ手に手錠をかける。驚いたユノが目を覚まして。
俺を見る。その、甘えたような表情は。

きっと俺以外の相手でも体を許すことができるのだろうと。
思って、しまう。

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Ishtar 43

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Ishtar 41

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所属:Bigeast/ビギシャル

mizutama

Author:mizutama
2011/10~「Why?」から「B.U.T.」で東方神起に陥落。ユノペン、ホミン派(リバOK)。
韓流、BL一切興味なしだったのがホミンの目に余るリア充ぶりにBL初挑戦。
【注意事項】
・某有名人をイメージした作品ですが、あくまでも妄想でありご本人+周辺人物とは一切関係ありません。
・使用されている画像等の著作権は著作権元にあります。
・作品は個人的なものなので転載・盗用しないでください。

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